米プラントロニクス本社 B 訪問記

 会議室でスペシャルプロダクツ・航空用ヘッドセット開発部門のM氏(昔懐かしいテレビドラマのサンダーバードに出てくるブレインズ博士に似た秀才、切れ者といった感じのお方です)がにこやかにごあいさつされ、アポロ用の宇宙用モデルに始まり、航空(エアライン、航空管制)用、他のスペシャルプロダクツの開発ヒストリーについて語ってくださいました。
 我々マニアには、本当に興味あるお話で、実際にアポロに搭載されたヘッドセットも手に取らせていただき、写真も多数撮らせていただきました。宇宙用、航空用のヘッドセットユニットの精度はもちろんの事、コードの紫外線への耐久性対策、曲がれねじれによる断線対策、燃焼の際の不燃対策の徹底した品質管理、製造法には大きな苦労があるものだということがよくわかりました。
 同社のプロ用製品の耐久テストの部門には、多くの人材・設備が投入されていました。この技術はまた、当然一般消費者用にも生かされているわけですね。これを考えると同社のヘッドセットは、値段以上の大きな価値があると思えてきます。
 プラントロニクス社のヘッドセットは機能美にすぐれ、ある意味芸術的だと思います。同社の製品は他のどのメーカーのものにも似ていませんし、誰も真似のできないものですね。
 プラントロニクスのモデルは、もしお使いでないかたは、試しにどれでもいいから1つ買ってみて下さい。同社の製品は、1つ気に入るとまた他のモデルが欲しくなるようなそんな魅力があります。そしてこのよさをもっと他の人にも知ってもらいたいという気持ちになるすばらしい製品です。
 
↓ アポロに搭載された初期のヘッドセット。
↓ アポロに搭載された中期のヘッドセットです(宇宙船内用)。カプセル部はかなり小型になっています。
 
↓ アポロに搭載された後期のヘッドセットです(宇宙船内用トランシーバー)。
外観はほとんど、現在の MS50と同じですね。四角いプラスチック製カプセルはビス止め(現在のMS50はカプセルを接着剤で貼り合わせ)なのがおわかりでしょうか
 
←↑ トランシーバー用アンプ (上は底面写真)
→ MS50を使用している バズ・オルドリン宇宙飛行士
 
1968年 9月製造
cwg_home042007.jpg
アポロ搭載 初期型ヘッドセット
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アポロ搭載 後期型ヘッドセット
アポロ搭載 後期型ヘッドセット
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