← 私は、30年前からプラントロニクスの大ファンです。昔からアメリカのカリフォルニア州サンタクルーズの本社を機会があれば見学させていただきたいと思っていました。それが2007年3月5日についに実現いたしました。私にサンフランシスコの仕事の予定が入り、それに合わせて、日本一のプラントロニクスマニアのA氏と、そのお仲間3人の計5人が集結しました。今回はA氏のご友人のアメリカ在住のH氏に、米プラントロニクス本社、日本プラントロニクス社への連絡、調整、サンフランシスコからサンタクルーズ(人口約5万5000人)までの運転(約1時間30分車で南下)までもしていただき、大変お世話になりました。
また、何よりも有難かったのが
日本プラントロニクス社 の村田浩志社長様が、我々のためにわざわざ日本からサンタクルーズの本社までご多忙の中の日程を調整していらっしゃっていただいたことです。村田氏は、ハンサムでお若くてエネルギッシュで、堪能な英語、すばらしいサービス精神のナイスガイです。本社内を本当に詳細にご案内していただきました。この場を借りて改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。
現在米本社は、ショールーム、研究、品質管理、新製品開発、スペシャルプロダクツ開発、電話対応のサポートシステム、全世界にある19国の支社を結ぶサーバーシステムがあります(実際の製品の製作は、メキシコ、中国を中心に行われています)。メキシコの製作工場では、社員一人一人を大切にしていて、学校、結婚式場まであるそうです。製作の現場の人々を大切にするというのはヨーロッパの洋服や家具製作等の職人への手厚い待遇にも似たものがあるかもしれません。
また製作工場では、いわゆるライン方式ではなく、セル(細胞)方式というワングループで最初から最後まで組み立てるという方式であるそうです。これは、最近のソニー、キャノン、パナソニック等の業界も採用している方式であり、ユーザーの細かな仕様要求にも対応しやすく、作業効率・技能を上げてクオリティーを上げて組み立てるためのものです。
本社の入り口は、比較的シンプルですが奥行きは相当広く、大勢の方々が働いています。本社の社員の誰もが、初めての訪問の我々にも本当にすばらしい笑顔で迎えてくれました。皆それぞれの分野の優秀な技能を持ち、誇りをもって働いています。充実した設備をみると売り上げ(2006年度総売上高7億5000万ドル)のうちの相当額を人材への投資、建物の建築、製品の研究、開発にあてていることがうかがえます。