リビアの写真集と旅行記
(ローマ帝国の遺跡とサハラ砂漠)
リビアはテロ支援国家から平和国家に豹変した
その リビア の壮大な 「ローマ帝国遺跡群」 と
広大な 「サハラ砂漠」 の鮮やかな写真集と旅行記
リビアの国旗
リビアへの経路図
2007年11月5日より11月21日までの17日間、アフリカ北部地中海沿岸の美しい国 「リビア」 を旅行しました。
ローマ帝国時代の巨大な都市が最も良好な状態で保存されている
「レプティス・マグナ」、「サブラタ」、「キレーネ」 の3つの壮大な「遺跡群」。
砂漠の真珠といわれた古代隊商ルートの街 「ガダメス」
。
古代人が1万年以上かけて描き続けた 「アカクスの岩壁画群」。
そして、広大な 「サハラ砂漠でのテント泊」 が続く強行軍。
‥‥まさに感動溢れる遺跡と砂漠の旅行でした。
(写真を行程順に並べると同じような写真が続くので、行程に従った順序ではありません)
上の地図では広さの概念が得られないと思うが、リビアの国土面積は日本の約 4.7 倍である。
また 「ドバイ→トリポリ」 の距離は 「関西空港→ドバイ」
の半分以上もある。中東もアフリカも大変広いことが分かる。
今回のリビア旅行はテーマがふたつあった。一つはローマ帝国時代の巨大な遺跡群を訪ねる旅、もう一つは広大なサハラ砂漠を4輪駆動車で走行し、太古の岩壁画を巡る旅であった。
ローマ帝国は世界史の中でも巨大な歴史の一つであり、巨大遺跡そのものが感動であった。
また、サハラ砂漠を1日中走り、日が暮れると適当な場所にテントを張り、星空の元で寝る旅も、ざらには出来ない経験で感慨があった。そして、太古の人々が描いた岩壁画を見て、芸術的感覚は現在の人々と何ら変わらないことを感じた。「古い」
と 「遅れている」 とは別次元の問題と思う。
出発前の 10月に、リビアは 「国連安保理 非常任理事国(来年1月〜)」 に決定した。かつての
「テロ支援国家」 が国際社会に完全復帰し、世界の平和を指導する国に豹変した。驚きである。
このように、今回のリビア旅行は、旅行対象とした地域の時間軸も空間軸も極めて大きく、当分は他人に会う度に自慢話になりそうなので、気をつけなければと思っている。
大きな時間軸と空間軸を内蔵する古代遺跡や砂漠の旅行に対しては、自慢話の中にも、多少は知性と感性ある思索も必要と思い、戒めている。 (リビアの写真集へ)
2007年11月24日記
(読者のご感想など歓迎します)