ルーツを訪ねる旅
2007年08月29日
あとがき
今回の旧江草村を中心とする散策は2007年8月27日に行い、午前6時に車で江草地区に入った。それから、根古屋神社の大ケヤキ、江草城(獅子吼城)、十五所神社、見性寺、江草小学校跡、勝永寺、若神子城趾、正覚寺、清里開拓地、源太ヶ城址、古宮城址、旧津金学校の校舎、海岸寺と12個所を1日で巡った。最後の海岸寺は午後6時半頃であった。それから増富温泉に入り休憩して、翌午前1時半に東京都調布市に帰着した。
訪問先は観光地ではないため案内標識は全くなく、地図にも記載されてないところが多かった。須玉町は面積が広く、町内はいくつもの山で分けられており、新しい農道が至るところに作られているが、これも地図には記載されてないので朝から晩まで道に迷った感じである。店もなく、人通りもなく、農作業も行ってないので道を訊ねるのに苦労した。
そして特に印象に残ったのは、江草城(獅子吼城)の岩山の困難な登山と、源太ヶ城への凄まじいドライブであった。見性寺の先代住職の親切な案内にも感激した。
須玉町は歴史深い町であるので、街道沿い、町中の道かど、寺・神社の脇には古い地蔵(道祖神)があちこちに祀られている。山道でもそうである。しかもその地蔵は写実的なものでなく、円空の仏像のようにディフォルメされたものもある。これも印象的であった。
今回は「江草城−獅子吼城」という日本のマイナーな城を中心に散策したが、巨大な歴史の散策と同様に楽しい散策であった。
完