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2014年12月24日
日比谷高校ハングル 20141219 調理実習

いろいろハプニングが起きながらも、チヂミとプデチゲを作る。
チヂミはカムジャチヂミとキムチチヂミ。
一番のハプニングは野菜が凍ったこと。味は良し。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Posted by hajimet at 21:36 | Comments (0)


2014年11月28日
ハングル書堂 20141128

今年のハングル書道。
教材配布。ハングルの文字体系の中での位置づけ、歴史を話した後、
宮体、版本体の順で練習。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
宮体か版本体で一つ作品提出。同時に創作ハングルも提出。
ハングルは記号の構造が変わらない限り、どう崩しても文字として認識できる。
カナはデフォルメすると、「せ」が「や、か、セ、ヤ、カ、ゆ」に化けてしまうの(今年から強調)。

Posted by hajimet at 22:49 | Comments (0)


2014年11月23日
ハングル 20141121 辞書を引こう(2)

辞書を引こう(2)

生徒からリクエストがあったので、歌詞を訳すことにする。
最近のK-popではなく、1990年代の流行歌を訳す。

歌謡界の様子の違いを知ってもらいたかったこと(現在と大違い)
連体形の多く入っている歌詞があったこと。
最近、医療が関係して急死したことで話題になったこと。
 
これらが選曲の理由だった。

まずは、1991念9月4週の「火曜トップ10」と、「여러분의 인기 가요」を眺める。
随分、様子が違うことに驚く。

曲を見た後「これを訳そう」と、いきなり歌詞カードを渡す。
曲名は、신해철の재즈 카페。
まず「재즈 카페(チェジュ カペ)って?」中々当たらない。
ヒントを出して「Jazz cafe」まで持ってくる。
 
まずは、最初2行を黒板に書く。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最初に
까만 머리 까만 눈에の部分を訳させる。そのままでは無理なので、
까만は까맣다で辞書を引かせる。(「黒い」という意味を調べさせる)
「까만の『 ㄴ』は何? 形容詞と名詞をつないでいるけれど?」。
暫く考えて「連体形です」

そこで(ものすごい乱暴だが)、
「用言に는, ㄴが付いているものは連体形と考えて良い」と指示。

위스키 브랜디 블루진 하이힐 콜라 피자 발렌타인 데이

까만머리 까만눈에 사람들의 목마다 걸려있는 넥타이

어느 틈에 우리를 둘러싼 우리에게서 오지않은 것들~

ここまでは全員で訳す。最初の部分は
「ウィスキー ブランディー、ハイヒール、コーラ、ピザ、バレンタイデイ」
 
ここから2グループに分けて訳させる。

우리는 어떤 의미를 입고 먹고 마시는가 빨간 립스틱 하얀 담배연기
 
테이블 위엔 보석 색깔 칵테일 촛불 사이로 울리는 내 피아노

밤이 깊어도 많은 사람들

なんとか訳すことが出来た。この後の歌詞は意味を教え、改めてDVDを見た。
そして、連体形をまとめたプリントを配ってお終い。
 
この日の授業は、一筋縄でいかないことは最初から予想していた。
辞書を引くことに十分には慣れていないこと、
文法的に多少難しい処があること、
しかも詩的要素が入っているため、綺麗な文章にならない。
 
さらに、電子辞書を駆使できた生徒が休んだというおまけまで付いた。
それでも、半分近く訳せたことは、予想以上のスピードだった。
 
次回は、ハングル書道。

Posted by hajimet at 20:06 | Comments (0)


ハングル 20141113 辞書を使おう

辞書を使おう
今回は、辞書購入指定はしなかったが、図書館などで辞書を借りさせて持参させた。
最初に辞書引き方を手ほどきして、教科書を利用して引く練習をする。
 
つぎに、韓国の新聞を見せる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一面、写真の右側の囲み記事が面白いから読んでみたいと話、コピーを渡す。
訳して欲しい部分を指定して(2カ所)、2グループに分けて訳させる。
文法の既習事項の制約があるため、そのままでは読めない。
そこで、黒板に文章を書き写して、ヒントを与える。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
作業中。途中から修学能力試験の記事だと気がつき出す。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして完成。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「本当に、読めるんだ」。感想が漏れた。
頭の中では「文法は同じ、辞書で引いて順番に並べれば読める」ことは分かっていても、
この瞬間、知識が知恵に変わる。
 
その後、修学能力試験の話をしてお終い。
 
 

Posted by hajimet at 19:57 | Comments (0)


2014年9月6日
ハングル(日比谷高校)20140905

夏休み後1回目。試験のみ。
これで前記の授業は終わり。
次回は10月3日。

Posted by hajimet at 20:05 | Comments (0)


2014年7月12日
日比谷高校ハングル 20140711

1 夏休みの宿題について
   1.おっと危ないハングル。うっかり見間違えたものを探して写真に撮る。
      ○|○|、ロトなど。
   2.身の回りのハングル
      自分の家の周りにあるハングルを探し、読んでみる。
   3.フィールドワーク
      ニューカマーの町と在日の町をそれぞれ歩き、レポートする。
       ニューカマーの町:大久保、赤坂など
       在日の町:三河島(韓国寺院や教会もある)
     9月の最初の授業で提出(9月の授業は1度しかないので注意)
 
2 試験について 9月の最初の授業で行う。
3 エッセーコンテストについて
4 授業
   〜도
   하고
   方向+에について教科書の例を使用して練習。
 
○○は△の上にあります。△の上に□と×があります
(この文章に慣れることで、4月からの内容が整理できる)。
 
 

Posted by hajimet at 10:42 | Comments (0)


2014年7月8日
日比谷高校 ハングル 20140704
導入
前回のスキットの暗誦(一人ずつ)。
それから自己紹介〔すきっとの形を使って〕。
自分の名前、学校の名前、家の場所など。

展開
第6課。スキット。一行ずつ読ませる。暗誦させる。
이/가 있어요.
이/가 없어요.
-에, 에 이/가 있어요.

練習問題と、応用問題で終わり。
Posted by hajimet at 20:20 | Comments (0)


2014年6月28日
日比谷高校ハングル 20140627 私は○○と申します。

1.導入
 いつもの通り簡単な自己紹介から(今日の授業の伏線)。
 이름이 뭐예요?
  집이 어디예요?
 ○○가 어디예요?等々
 
2.教科書スキット
 第5課のスキットを読む
  男:저..한국 사람입니까?
    女:아뇨, 일본 사람입니다.
    男:아, 네. 반갑습니다. 제 이름은 김성민이라고 합니다. 유학생입니다
  女:안녕하시요?  저는 이노우에 아사코입니다. 이병헌씨 펜입니다.
 
a.一文ずつ読ませる。有声音化、連音がうまく出来るかに重点を置いて指導する。
 「ㅂ니다, ㅂ니까」は 「ㅁ니다, ㅁ니까」になると教えておく(板書)。理屈までは踏み込まない。
 読み間違いはかなり減ってきた。
b.コーラスリーディング(抑揚に注意)     
c.教科書を閉じて暗誦。一人一行ずつ暗誦。
 
文法事項(これまでやって来た自己紹介を文法的に整理する)
 ○○は:는/은
    パッチムなし+는
    パッチムあり+은:もれなく連音化。ㄱㄷㅂㅈは必ず濁る
  練習問題
 
 ○○でございます:입니다
(多くの教科書では「です」としているが、예요/이에요と対比するため、「でございます」と書き直させている。実際の使用場面でも(特にソウルでは)합니다体はかなり畏まった形でしかでてこないこともある)。
  練習問題
 
 ○○でございますか:입니까?
  練習問題…徐々に教科書から離れたものも扱っていく。
 
 ○○は○○と申します。 ○○는/은 ○○라고/이라고 합니다。
  라고/이라고の違いを聴いてみた。는/은から類推できるか確かめたかったから。しっかり出来ていた。
  저는 ○○예요でも自己紹介になるが、これはぶっきらぼうに感じる。丁寧に言うときにはこの表現を使う。
  제 이름은 ○○라고 합니다.(日本人の名前の場合、「ん」で終わらないかぎり、こちらでほぼ問題ない)
  チェー・イルムンと切らないように意識→チェイルムン
 
 練習問題
  이것은 일본말로 뭐라고 해요?
   答え:和菓子(八つ橋)、石突き、蚊取り線香、岡持、湯たんぽ
  「愛」는 한국말로 뭐라고 해요?
など、応用問題を含めつつ。
 
まとめ。
 夏休み前3回の授業で簡単な自己紹介が出来るようになる事が目標
 

Posted by hajimet at 10:24 | Comments (0)


2014年6月7日
日比谷ハングル 20140606 歌詞を読んでみよう

I LOVE YOU(POSITION)の歌詞を読む。
ともかく、「読めてしまう」ということを実感してもらうことが表の目的。
 
教科書などを使って、読み方を調べてカタカナで記入させる。
それを、全体が見ることの出来る用紙に書き写し、
実際に歌を聞いて調べたものが合っているかを確認するというもの。
 
本来は黒板に書かせるのだが、改築中の仮校舎で、黒板が小さいため、
拡大コピーした紙を全員に見えるようにして、そこに書いてもらった。
 
担当は一人1行。3回ないし4回当たる。
全体像は、このようになる。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大きく3つに区別されるが、1回目は間違えが多い。
多くはハングルの読み違いに起因するものだが、
鼻音化のように教えていないことに起因することもある。
定着までは目指さないが、「知識として」このような現象があることを知ってもらう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2回目。かなり読めるようになってきた。一部連音化の過剰に反応したケースがあったが、
ここで解決。ここで激音化が出てくる。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3回目。読み間違いもかなり減る。
오랜 후에서야のところで、ウとオが繋がってしまい、オが殆ど聞こえないという意見がでたので、日本語と韓国語の拍の感じ方の違い(モーラをと言う言葉を使わずに)を説明。
 
また、약속 하나만 해요は、実際の歌では[약소카나마네요]という発音になっているのだが、
単語ごとに切って読んでもOKとした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
最後。1行を3分割して、読んでもらった。間違いはまったくなし。

 
 
 
 
 
 
 
ともかく読めることは、分かった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Posted by hajimet at 09:23 | Comments (0)


2014年6月1日
日比谷高校ハングル 20140530 連音化
導入
パッチムの発音の復習

展開
連音化の練習。
この部分は「チャレンジ韓国語」は弱いので、「好きやねんハングル」を主に使う。

韓国語は音が繋がっていく傾向がある。
フランス語でも似た現象があるし、英語でも意識していないがこの現象がある。
Get upはゲラップ、What time is it now?は「掘った芋いじるな」。

ローマ字と、ハングルの両方を用いて説明。

지짐이(chi・jim・i=chijimi、지짐이のㅇ部分(空き)にㅁが移っていき、
[지지미]となる。

練習問題を扱う。ついでㅇㅇどうしの連音化。「ng」にあたる発音記号で繋がる。
영어=yo[ng]o

남자 친구 있어요?(本当のことをい言う必要はない)などと聞いていく。

続いて、チャレンジ韓国語の食べ物の名前の所を読み、説明する。

 불고기:牛丼の韓国風具
 김치:何百種類もある。
 냉면:물냉면, 비빔냉면, 회냉면
 参鶏湯:生後1ヶ月の鶏を使い、餅米、ナツメ、ニンニク、栗、高麗人参などが
     入る、一種の鶏のかゆ。三伏に食べる。伏から犬も食べる
    (嫌な顔をしていた)。
 닭갈비(둘받침の読み方をここで学ぶ)。「ところで、カルビってどこだ?」
    「医者に行ってカルビのレントゲンを撮ると韓国語では言うのだが」
    (骨付きカルビって、本来誤用)。
 미역국:産後の肥立ちと母乳の出が良くなるように、箸が立つほどわかめが入った
     スープを飲み続ける。その苦労を忍んで誕生日はわかめスープ。
 삼겹살:三枚肉を三段バラということがあるが、これは完全な間違い。
 소주:ビールより多く吞む。一人酒は基本的にしないので、2人以上で吞む。
    ところで、専用の盃で7杯継げるように作られている。だから、必ず
    二本以上注文ということになる。
 팥빙수:かき氷だが、直訳すると「小豆氷り」。餡子、果物(トマトも果物)、
     寒天を干したようなものが乗る。これをかき混ぜて食べる。

→韓国食は混ぜて食べることが多い。ものすごいものを混ぜ合わせたシーンを見たこともある。。

(まとめ)
次回の予告。
Posted by hajimet at 08:17 | Comments (0)


2014年5月26日
日比谷ハングル20140523 合成母音、パッチム(1)

【導入】前回の復習。濃音の復習。ティッシュをかざしながら。

「音を高く発音してごまかしています〜」→
(実はそれで十分なのだが)ここは正攻法で勉強すること。
濃音の入った単語の読み。読みは次第に早くなっている。
だが、ㅗ,ㅜ、ㅔ,ㅖ、ㅈ,ㅅ、ㄱ,ㄴなどの混同は続く。
 
【展開1】
어때요?で「韓国語어때요?」などと質問。
 
単語に続けて누구예요?の練習が出ている。
(教科書の答えは뽀빠이예요. 아빠예요. 오빠예요.)
いくつか会話練習したあと、「○○の선생님 누구예요?」と質問。
答えは「○○선생님이에요」。
ついでに、「○○の선생님 누구예요?」と質問したら、
異口同音に「怖い선생님니예요」.(誰かは言えない)。
 
次に뭐예요?
(教科書の答えは까치예요. 토끼예요. 코끼리예요.)
까치:日本ではカチガラスとも言って佐賀の特別天然記念物。
文禄の役の時に持ってきた。
韓国では家に巣をかけると幸福になるというが、日本では電柱に巣を作り停電になる。
なぜか北海道にもいる。
 
토끼:発音を間違えると斧になる。
코끼리:象印もさす。何回真っ赤な電気釜を運んだことか…。
 
【展開2】
続いて合成母音。これは大体読めれば良い。
基本的に二つの母音を組み合わせてごちゃっと話せば通じる。
 
돼지に関連して서태지の話。회사から「社会」という言葉を連想させる
(漢字語のイメージをつけるための導入)。
추워요では、더워요、무더워요、시원해요も導入。

스웨터(スェットではない)から外来語の話に移る。
ヘンボゴ、セロリーメン、テッチョ、メガド…結構受ける。
それからジャンケン(가위, 바위, 보)で遊び、優勝者には商品。
 
【展開3】
パッチムまで。響くパッチムと消えるパッチムについて。
響くパッチムは「ん、る」と音が聞こえる。消えるパッチムは促音のようで音が聞こえない。
「『ん』が3つあります。消えるパッチムは区別が分かりません〜」
 
響くパッチム。ンの区別は日本語にもある。
「パンにバターを塗ったパンも好きだが、アンパンも好きだ」
→『ん』の発音はそれぞれ違う(3つにわかれる)。
 
それから、ㅁ,ㄴ, ㅇの練習。
ㅇは「アン、アン、アン、とっても大好き」の要領で(アンを段々早くする)。
ㄹは英語より奥の方(舌で上あごをたどると、急に深くなるあたり)ににゅっと付ける。
 
消えるパッチムは、発音する直前で止める。
「おじいさんと一緒にチックタックチックタック」。早く歌うと?「そうか…」。納得する生徒
【まとめ】
次回の予告。次回は連音化を中心に扱う。

Posted by hajimet at 20:41 | Comments (0)


2014年5月17日
日比谷高校ハングル 20140516(濃音)

導入
まず、前回の復習。이름이 뭐예요? 집이 어디예요? 오오타쿠가 어디예요?から初め、
中学校の名前、高校の名前、小学校。
幼稚園(ただ、유치원しか提示しない)の名前、場所、最寄りの駅名などを言わせる。
 
展開1(文字と発音の定着)
次に前回チャレンジ韓国語のハングルの読みのところ(나무 ,나라…)を読ませる。
読めない文字は反切表を見てもよい。そして、CDを聞かせる。
 
最初は流して、次にCDについて発音させる。
抑揚も意識(ただし、このCDは抑揚については余り参考にならない)。
一度目:よく聞き取れない。
そこで、「ㅅ,ㅋ,ㅌ,ㅊ,ㅍ」で始まる音に注意するように指示。
高いところから音が出ていることを確認させる。
 
韓国語は低-高-低、高-高-低の抑揚がある。
日本語は高低が違うと「雨」が「飴」になるように意味が変わってしまうが、
韓国語はそれはない。
 
続いて「読んで書いてみよう。書いて、読ませた後、ここにある가수,요리などを利用して会話。
3年生を使って좋아하는 요리가 뭐예요?などの文型を繰り返し、
좋아하는が「好きな」、좋아해요が「好きだ」ということに気づかせる。同時に노래も。
 
そして、生徒に質問。
노래 좋아해요? 좋아하는 가수가 누구예요? 좋아하는 노래가 뭐예요?
 
좋아하는 도시가 어디예요?
후쿠오카예요が出てきたので、
同様の手法で맛이 있는を導入連体形としてでなく、一つの「単語扱い」として提示す)した後、
후쿠오카 맛이 있는 요리가 뭐예요?などと聞いていく。
 
展開2 濃音
 
가-카-까, 다-타-따などの音を聴かせた後、ティッシュを準備させる。
発音のコツを練習していく。「うっかり」、「ヤッタ−」、「やっぱり」、「あっさり」、「抹茶」を使う。
それぞれの「っ」の部分の舌や口の形を意識させる。
「っか」は口の奥が塞がる。「った」は舌が前の方にある。「っぱ」は口を閉じる。
「っさ」は舌先、「っちゃ」は「っさ」とほぼ一緒だが、若干力が入る。
 
「うっかり」を数回発音し「っ」を意識。それから「うっっかり」、
「っっ」のとき、閉じている部分に力を入れ。「か」を言うときに言い直さないで、軽く「か」と発音。
「うっっか」→「っっか」→「っか」→「까」。
kKAのつもりで発音するとよい。
ティッシュを口の前に当てて、ティッシュが動かなければOK。
 
他の音も同様。
짜は「アラレちゃん」の「んちゃ」(一人だけ分かる生徒がいた)。
 
日本語の「っ」は実は次の音を準備している、口の図を書く。

 
(舌の形が「ㄱ」)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、この口や舌の形がハングルの子音の文字になったと制字原理にも触れた。
 
まとめ
濃音の単語を読む。

中間試験まであと二回(試験をやるわけではないが)。
次回は合成母音、パッチム。次々回は連音と有声音化を扱い、
文字と発音の話は終わらせる予定。

Posted by hajimet at 13:00 | Comments (0)


2014年5月11日
日比谷高校ハングル 20140509(挨拶ほか)

まずは教科書配布。最初から眺めながら進めて行く。애얘에예のところで説明。
教科書に〜예요。が出てくる。そこで会話練習。
 
展開1
저는 다케이예요.→저는 ○○예요を反復させる。
途中から、이름이 뭐예요?を加える。
さらに、○○씨? 반갑습니다を加えて、何となく何を言っているか、雰囲気だけ感じさせる。
 
また、わざと間違えて名前を聞いて、「아뇨」も教える。
 
何度か繰り返したあと、黒板に
이름이 뭐예요?と書き、뭐が「何」であることに気がつかせる。
そして「今朝食べたものは、뭐예요?」とか、「鎌倉遠足で뭐したの?」と、「何」にあたる部分だけ韓国語に置き換える。答える方も「ごはん예요」とか「海で遊んだ예요」〔これは誤用だけれども、예요も定着させたかったので、さりげなく誤用だと言うだけにした〕。
 
展開2
반갑습니다から発展して、教科書表紙裏の「挨拶」の単語を練習。一通り練習した後で、こちらが日本語で挨拶を言って、それを韓国語で答えさせる練習〔組み合わせ、順番は適当〕。
 
展開3
展開1の挨拶を発展させる。집이 어디예요? 집은○○예요. ○○ 어디예요?
중학교 이름 뭐예요?. 중학교 어디예요? などと進めて、집이、 집은、어디を導入。
어디、뭐だけで会話を進めてみる。
 
まとめ
우유 송、ガナダラの歌を見た後、ガナダラの歌の踊りを全員で練習。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Posted by hajimet at 09:02 | Comments (0)


2014年5月3日
日比谷韓国語授業 20140502(母音)

導入
前回の復習。
 1.名前を書く
 「お互いに名前は知っている?」→「はい」→
 「じゃあ、一番縁遠い人の名前を聞いてハングルで書け」→
 「えんどうってなんですか?」「…」
 
 2.自分の家の地名(○○区○○まで)、
  自分の使う線路の名前(会社ごと)を書く。
  おおむね良好。3年生と簡単な会話をして「중학교」を導入。音だけ。
  自分の中学校名を言わせる。
  わざと「중학교는 어디예요?」と問いかけながら
   (それ自体は今回定着を目指さない)。
 ○○線は、○○선という。(一生懸命表を探す…ない)
「表にないね。ㅅㄴはあるけど、音で聞くと「オ」に近いね」。
「韓国語の母音、前回は五十音でやったけれども、今回から韓国語の順番にします」
 3年生にアヤオヨと言ってもらう〔不思議そうな顔)。
 「아야어여오요우으이」。これが韓国語の並び方。オが2つ。ウが2つあるね。
 
展開1
 ここで教科書の反切表の部分のコピーを渡す(まだ教科書は到着していない)。
 子音の発音の要領が書いてあるので、まず復習として가나다라を練習する。
 とくに激音に注意して指導。
 「韓国の歌手で、reignっているでしょ?。韓国語では비というけれども、
  きっと日本では気持悪いんじゃないかな?。
  多くの人が「피」って叫んでいるから。피って「血」だよ」
 それから母音へ。表を見ながら「아야」はアヤ。어여はこれまでに無い音。
 오요は、実は日本語の「およ」とは異なる。우유、으も。이はイで良い。
 「어여」は口の奥で。発音記号の(Cの反対)。寝ぼけて「おはよう」という感じ
 力が抜けた感じで「お〜」と発音。「声の力までぬくな〜」。
 
 오요は口先で。「英語の「o」「u」のはどう発音するの?」。ちゃんと出来たのは1名。
 口を尖らせて、出来るだけオヨウユと発音する。
 
 으は口を横に開いて…こどものときやったでしょう?「バカカバチンドンヤ……、イーっだ」
 その要領。
 
ㅗㅜ、部品の先端が上下を向いているのは、口をとがらせろ。ㅓは縦長だから、ポカンと。
ㅡは口を引っ張れ。そう見る(制字原理はまったく違うんだけどね)。
 
それからアヤ、オヨを唱える。
飽きてきた頃にいきなりカナダラマバサとやると、気分転換になる。
 
展開2(息抜きをかねて)
子供学習番組「ハングリヤッホー」をかいつまんで見せ、アヤオヨの口の形を見てもらう。
https://www.youtube.com/watch?v=uZsxlxbzU_o
この中で、アイ、オイ、ヨウ、ウユなどが出ることに注目させつつ、
教科書の最初の単語이, 오, 요, 아이, 오이, 아야. 우유, 여우, 여유を読ませる。
これらの単語は、この日の番組の主題としても使われている単語ばかり。
 
それから、もう一回ハングリヤホーを見て、これらの単語の文字が出てきたときに、読み取れるか挑戦させる。
 
再びアヤオヨの練習。間にインターバルを挟んでいるので、어と오、우と으が混乱する。
と唱える。口を閉じていく。
徐々に閉じるのではなく、2音ごとにカクッカクッカクッと閉じていくと良い。
アヤオヨとカギャコギョは覚えるように。
 
まとめ
カナダラとアヤオヨの定着。
教科書はメリーさんのヒツジでアヤオヨ体操が書いてあるが、自分なりの覚え方をするとよい。韓国の指文字はかなり有効。
 
「ガナダラソング」を見る。受ける。笑いが止まらない。
https://www.youtube.com/watch?v=qV-ROHrI5tY
続いて、「우유」を読ませる。
ここからなぜか고등학교に話が脱線したので日比谷고등학교と言わせる(文字も書く)。
「脱力だよ〜」と言いつつ「우유송」を見せた。
https://www.youtube.com/watch?v=X9rlnwAkdek
「わははは、すごい脱力〜」。これで授業終了。
 
次回は読みとともに、簡単な自己紹介へ。

Posted by hajimet at 09:24 | Comments (0)


2014年4月20日
授業記録(20140418)。ハングルで五十音を。

【導入】
生徒の名前を黒板に書く。その中から読み取れる法則はないか「発見」させる。
「ア行はOで始まっている。ア段はトみたい。イ段は|…」。
  (ここまで「発見」させられると後が早い)。
 
 「おっ、すごい。これだけで母音が分かるから、きっとこれ読めるよ。
아카사카미츠케(最初、아 xㅏ xㅏ xㅏ xㅣㅡ xㅔとしようと思ったが思い切って)」。
近くの地名。しばらく眺めていたら全員がニヤニヤし始めた。そこで聞いて見る。
「赤坂見附でしょ?」。
 
【展開】
ここでで50音表を渡す。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
縦軸が日本語の順番でaiueo、横軸が韓国語の子音の順番でg,n,d,r,m,b,s,a,j,ch,k,t,p,hになっている。日本語と韓国語の語順をハイブリットしていることと、ㄱㄷㅂㅈをgdbjとしているところが特徴。五十音表を作る作業の過程で無意識に、韓国のカナダラが入ることを狙っている。
 
まずアを探させる。
「縦にも横にもaがあります?」
「韓国語は部品だけで書けないから、a段のaiuという意味」。
そして、それぞれの書き方を説明する。
「ㅏ:「ト」にしない。かっきりと。ㅣ:途中で力を抜かない。ㅜ:Tと縦横のバランスは逆。ㅔ:縦棒2本はなるべく近づけて。ㅗ:ㅜと同じバランスで」。
「活字では地図記号の果樹園みたいな字でかかれるのだが(爆笑)、Oでよい」
 
続けて、gから始める。
「フトにならないように」、
「カトーさんのカもgで書く。実は韓国人はgと言っているつもりだが、日本人にはkと聞こえる。日本語でも、[N]は韓国人や英語を話す人には音を使い分けているように聞こえる(同様のことは促音でもできる)」。
当然変な顔
「かんだ、かんがえる、かんむり、かん」…発音させる。口の中を意識する習慣がないから、「ん」に聞こえている。口の形を説明してから1回確認させる。口の形が違うということは出る音が違うが、我々は「ん」として聞こえている」〔口の中を意識させる伏線〕。
 
「韓国語は言葉の最初は濁らない。
だから金閣寺と銀閣寺は大変な問題。
逆に後藤さんはコトーさんとしか発音してくれない。」
 
カナダ表を最後までやる。
「すずきさん、可哀想だね、スジュキさんになる。銀座はキンジャ。」
「韓国語にザ行はない」
 
二回「カ、チャ、タ、パ」が出てくることについて、
官顧具の出来る生徒に二回目のカで「加藤」と発音激してもらう
「まるで喧嘩しているみたい」。
「二回目の「チャカタパ」は激しく聞こえる音で激音という」

ここまでやってから、一気にカナダラと激音を導入する。飽きるまで繰り返す(まるでトランスレーションの世界)。
 
その後ヤ行(「ミャは?」。今まで出てきた誤答例も示す。一人だけミヤになっていた)、
 
ワ行(オアと発音させることを徐々にスピードを上げながら反復し、早く発音すると「ワ」になることを実感させる。これについては、新方式を発見した。オ、アを短くするのではなく、オーアーと音を切らずに発音させ、テンポを上げる。よほど意識的に発音しない限り早い段階から融合が怒る)。
 
最後に「ん」「促音」を扱い、パッチムの概念を導入。また、韓国語は音の長短を意識しないので、長母音は短母音で書いて良い。「おばさん、おばあさん、おおおばさん、おおばあさん、おおばさん」はくべつ付かない。「りょうた」は「りょた」で良いし、どうしても書きたければ「りょおた」と発音通り書くことと説明する。
 
【まとめ、次回への展望】
自分や友人の名前をハングルで書き、若干の課題めいたことを出す。次回は母音も韓国式にする。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

Posted by hajimet at 09:03 | Comments (0)