【導入】 生徒の名前を黒板に書く。その中から読み取れる法則はないか「発見」させる。 「ア行はOで始まっている。ア段はトみたい。イ段は|…」。 (ここまで「発見」させられると後が早い)。 「おっ、すごい。これだけで母音が分かるから、きっとこれ読めるよ。 아카사카미츠케(最初、아 xㅏ xㅏ xㅏ xㅣㅡ xㅔとしようと思ったが思い切って)」。 近くの地名。しばらく眺めていたら全員がニヤニヤし始めた。そこで聞いて見る。 「赤坂見附でしょ?」。 【展開】 ここでで50音表を渡す。
.jpg) 縦軸が日本語の順番でaiueo、横軸が韓国語の子音の順番でg,n,d,r,m,b,s,a,j,ch,k,t,p,hになっている。日本語と韓国語の語順をハイブリットしていることと、ㄱㄷㅂㅈをgdbjとしているところが特徴。五十音表を作る作業の過程で無意識に、韓国のカナダラが入ることを狙っている。 まずアを探させる。 「縦にも横にもaがあります?」 「韓国語は部品だけで書けないから、a段のaiuという意味」。 そして、それぞれの書き方を説明する。 「ㅏ:「ト」にしない。かっきりと。ㅣ:途中で力を抜かない。ㅜ:Tと縦横のバランスは逆。ㅔ:縦棒2本はなるべく近づけて。ㅗ:ㅜと同じバランスで」。 「活字では地図記号の果樹園みたいな字でかかれるのだが(爆笑)、Oでよい」 続けて、gから始める。 「フトにならないように」、 「カトーさんのカもgで書く。実は韓国人はgと言っているつもりだが、日本人にはkと聞こえる。日本語でも、[N]は韓国人や英語を話す人には音を使い分けているように聞こえる(同様のことは促音でもできる)」。 当然変な顔 「かんだ、かんがえる、かんむり、かん」…発音させる。口の中を意識する習慣がないから、「ん」に聞こえている。口の形を説明してから1回確認させる。口の形が違うということは出る音が違うが、我々は「ん」として聞こえている」〔口の中を意識させる伏線〕。 「韓国語は言葉の最初は濁らない。 だから金閣寺と銀閣寺は大変な問題。 逆に後藤さんはコトーさんとしか発音してくれない。」 カナダ表を最後までやる。 「すずきさん、可哀想だね、スジュキさんになる。銀座はキンジャ。」 「韓国語にザ行はない」 二回「カ、チャ、タ、パ」が出てくることについて、 官顧具の出来る生徒に二回目のカで「加藤」と発音激してもらう 「まるで喧嘩しているみたい」。 「二回目の「チャカタパ」は激しく聞こえる音で激音という」 。 ここまでやってから、一気にカナダラと激音を導入する。飽きるまで繰り返す(まるでトランスレーションの世界)。 その後ヤ行(「ミャは?」。今まで出てきた誤答例も示す。一人だけミヤになっていた)、 ワ行(オアと発音させることを徐々にスピードを上げながら反復し、早く発音すると「ワ」になることを実感させる。これについては、新方式を発見した。オ、アを短くするのではなく、オーアーと音を切らずに発音させ、テンポを上げる。よほど意識的に発音しない限り早い段階から融合が怒る)。 最後に「ん」「促音」を扱い、パッチムの概念を導入。また、韓国語は音の長短を意識しないので、長母音は短母音で書いて良い。「おばさん、おばあさん、おおおばさん、おおばあさん、おおばさん」はくべつ付かない。「りょうた」は「りょた」で良いし、どうしても書きたければ「りょおた」と発音通り書くことと説明する。 【まとめ、次回への展望】 自分や友人の名前をハングルで書き、若干の課題めいたことを出す。次回は母音も韓国式にする。
 
 
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