仏国寺
−仏国寺(불국사:プルグックサ)とは−

慶州の南15キロほどの所にある韓国最大の寺である。535年に創建されたとされるが、奈良の東大寺大仏の造立の一年前の751年に拡張されたという。当時の首相の金大城(김대성:キムテソン)が現世の父母=国のために作ったと言われる。同時に作られた石窟庵(석굴암:ソックラム)は金大城の前世の父母のためのものである。

とても壮大な伽藍を誇っていたが、1592年、文禄慶長の役のときに焼失してしまい、その後荒れ果ててしまった。寺が復元されはじめたのは20世紀に入ってからのことである。それでも新羅時代の規模よりはかなり小さいという。だが、石組みの多くは新羅時代のものである。


伽藍の配置は、新羅時代に流行していた華厳経という経典を中心とした仏の国の世界を表している。またそれぞれの関係を伽藍の高さを変えることによっても表している。仏の国を目に見えるように作り出したのだ。

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