観音殿

観音殿(관음전:クワヌムジョン)は仏国寺の一番うしろ、最も高いところにある。観音のすんでいるところが、補陀洛(ふだらく)山という浄土であるため最も高いところに作られた。

また、観音仏は慈悲の心により、救いを求めている人があったらすぐにそこへ行って彼らを救済をすると言われており、その慈悲によって仏陀をも見守っている。

観音殿は仏像も含めて新しいものであるが、そこに祀られている観音菩薩の後ろには千手観音が描かれた図がかけられている。この図は幀画(탱화:テンファ)とよばれるもので、韓国の仏像の後ろには置かれるものである。その絵はその仏の性格を表している。

観音殿の前から眺める大雄殿の屋根越しの多宝塔の姿は好事家が写真を撮りに来るそうだ。

観音殿への階段 観音殿からみた多宝塔

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