多宝塔
多宝塔(다보탑:タボタップ)は本堂向かって右側にある。韓国でも他にはない形をしていて、10ウォン硬貨のデザインや多くの写真などで取り上げられている。

多宝如来を表している。多宝如来は将来真理を説くものが現れたら讃えることを発願して修行している如来で、これが釈迦塔と並んでいることで釈迦の説いていることが正しいと言うことを象徴している。

多宝塔の基本形は四方に階段をつくり、下は方形、上は円形である。このような形の多宝塔は日本でも西日本中心に残されている。だが、仏国寺の場合はかなり自由に作られていて、下は柱だけ、上は竹、蓮などを組み合わせた形をしている。四方の入り口は獅子が守っている。日本時代に2匹いた写真も残されているが、今は一体しか残っていない。

獅子 釈迦塔(左)と多宝塔(右) (参考)京都大覚寺多宝塔

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