« 2013年4月 | Main | 2013年6月 »


2013年5月31日
ラッキョウ漬

今年もらっきょ漬け。今年は次の要領で作った。
1.醤油漬け
 ラッキョウの皮をむく。
 醤油、水を3:2(目分量)、トウガラシを入れて一煮立ち、冷ます。
 ラッキョウにつける
→醤油漬けはそれほど期間をおかずに食べるので、漬け汁の割合はほとんど目分量。
 
2.本漬け
 らっきょうを洗い、塩もみして容器へ。誘い水、唐辛子を入れて2日おく。
 2日後、皮むき(皮の部分は塩で柔らかくなっているので、皮をむきやすい)
 酢カップ(大きめのコップ)3、水3/4(本はカップ)。砂糖200(本は250)、唐辛子を一煮立ち。
 酢をきかせ、甘みを抑えた味にする。
 
 皮むきの終わったらっきょうを2時間ほどざるに入れて水切り。
 水を拭き取って容器に入れ、つける。内容に合わせて、酢と水を少し足す。
 さて、どんな味になるか。

 

Posted by hajimet at 08:49 | Comments (0)


2013年5月21日
今年も山菜セット

ことしも天然きのこ山菜.comさん http://www.kinokosansai.com/から
山菜お試しセットが届いた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
上から右回りに
アイコ、タラノメ、ハリギリ、コシアブラ、ホシナ(<WBR>ヨブマスソウ)。
全部天ぷらにしたが、ハリキリとホシナの香りがよかった。
コシアブラ(ミヤマイラクサ)は比較的淡泊。コシアブラは濃厚な味だった。
 

Posted by hajimet at 20:59 | Comments (0)


2013年5月19日
攘夷論から開国論に

日本史
尊王攘夷運動から、四国艦隊下関砲撃事件まで(1時間)。
 
島津久光の提起により文久の改革が行われたが、久光が京都を去り薩摩へ行くと、京都では攘夷派の力が強くなる。長州で松下村塾出身者の力が強くなり、長州藩の攘夷論者が実権を握ったため。
 
これに勢いを得た朝廷は急進攘夷派の三条実美を勅使として江戸に送り、攘夷を迫る。将軍は229年ぶりに上洛し、朝廷を牽制しようとしたが、結局攘夷を飲まされる。
 
そのため、1863年5月10日を期して攘夷を実行する事になり、長州藩は下関を通過する英仏蘭船を攻撃する。
 
しかし、朝廷では8月18日に公武合体派による政変がおき、三条実美は都落ち、長州藩は京都に出入り出来なくなる。孝明天皇も、「8月18日の動きが自分の気持ち」と宣言してしまったの、攘夷派はハシゴを外されてしまった格好になった。
 
実はこの直前に孝明天皇を中心とした倒幕の動きがあった。孝明天皇は伊勢神宮、神武天皇陵、春日大社を訪問して、攘夷、倒幕を誓っていたからである。
 
なぜ、神武天皇陵かというと、伝説上初代の天皇で、孝明天皇まで代が途切れていないことになっているし、その上はさらに天照大神、イザナギ、イザナミまで繋がる(国作りの話しを簡単に)。つまり、日本の国を作った神々に宣言をすることになるのである。
 
一方、長州藩は再起を期し、兵と共に京都に上がるが阻止される。ついには、蛤御門付近で戦闘となり敗北する。これにより長州は「朝敵」とされ、指導力を回復したい幕府によって征討される。これに期を合わせて四国艦隊が下関を砲撃した。
 
四国艦隊側は、攘夷による攻撃への報復を行うことと、これにより、攘夷は無駄だと言うことを日本中に知らせることを目的としていた。砲撃前に幕府に通報して、他の開港場に影響を及ばさないことも伝えていた。いわば、両方が手を組んで長州を攻撃したことになる。
 
結果的に、長州内で保守派が勢力を奪還したことで、長州は幕府軍と戦闘せずに敗北という結果を受け入れることになった。この1年前、薩摩も生麦事件の報復による薩英戦争によって攘夷が不可能だと言うことを思い知っていた。
 
今後日本では急速に攘夷論が消えていく。しかし、なぜそれが出来たのであろうか。
 
実は、尊王攘夷の考えは水戸学と共に平田派の国学の影響も強かった。
平田篤胤は、世の中のすべてのものが古来に日本にあったとして、その根拠を求めて日本書紀や古事記を研究した人であった。はるか昔から神代文字があったし(どうみてもハングル)、アダムとイブはイザナギ、イサナミだとするほどだった。この考えから「天皇中心」、「古来からの神道のすぐれた国」という考えが出てきて、「尊王」と「攘夷」に繋がっていった。
 
平田の考えは弟子たちに敷衍され、時勢と共に尊王、攘夷の面が強くなっていた。地方でその考えを支持するものが多かったが、その中に津和野藩士の大国隆正がいた。大国はキリスト圏の力の強さも知っていたため、単なる攘夷論では駄目なことも分かっていた。そこで「攘夷するためには、まずは西欧諸国と交流して、富国強兵をする必要がある。それをしないと対峙できない」と主張した。
 
つまり、攘夷のために力をつける必要があるという理屈である。言い方を変えれば拡大版攘夷論であり、開国、富国強兵は攘夷のためと言うことになる。その観点からその後の日本の歩みを見ていると、ある程度自信がついたときに攘夷的な動きが出てくるという特徴がある。大国そのものを意識していなくとも、意識の底で大国と共通する感覚を持ち続けていると言うことだろう(その意味で平田派の考え、攘夷は未だ克服されていない)。
 
一方で尊王はそのまま残った。それゆえ、天皇を旗頭とする倒幕へと急速に進んでいったと言える。(大国の話は、次回もう一度やり直す予定〔時間切れではしょったため〕)。

Posted by hajimet at 22:03 | Comments (0)


2013年5月12日
高校で韓国語を教えること…教え子の近況を聞いて

高等学校では様々な科目が置かれている。
その教科、科目は文部科学省が定める学習指導要領で決められているのだが、
それ以外にも学校設定科目として設定できる科目もある。
 
外国語の場合、文科省の定める共通必修科目である外国語(教科)の
英語(科目「コミュニケーション英語」など)に代わる学校設定科目として、
ドイツ語、フランス語、中国語などと共に韓国語を置くことが出来る。
この場合、学習内容は英語に準ずる科目として扱われる。
 
学習指導要領の外国語教科に英語しか出ていないため、
学校設定科目とするのだが、
要するに、英語でない外国語を、英語の代わりに必履修科目として学ぶと言うことになる。
 
一方で、外国語の必履修科目を英語にした上で、
さらに韓国語などを置く場合には、それは学校設定の選択履修科目、
いわゆる「第二外国語」になる。
 
「第二外国語」は、生徒にとっては履修しなくてよい科目だから、
教えるにはまず、それを学ぶ意義が問題となる。

高校は後期中等教育であって、大学の高等教育とは目的が異なる。
教科、行事、部活動などの活動を通じて人格の形成に資することがその目的だからである。
(これらはどれも学習指導要領に掲げられているものである)
その中で、どう位置づけられるかが大切になるのだ。
 
先日、以前からお世話になっている元校長先生から手紙が来た。


…Aさんを覚えいてますか?K大学に入ったのですが(ここまでは知っている)、
「あなたに教わったハングルが人生のスキルとなり、韓国人と結婚。
いまはソウル暮らしだそうです」と書かれていた。

Aさんは在日だったが、在学中はそれを隠そうとしていた。

韓国政府の交流事業で韓国に連れて行ったこともあったが、
そのときも韓国の出入国審査のときに他の生徒に分からないように手続きをさせた。
 
都羅山展望台に行くときには、パスポートを提出させられたが、
日本と韓国の旅券の色が同じだったので事なきを得たという思い出もある。


その後も、
センター試験の時に通名と本名で願書を出したのに、
本名で受験票が届き相談に来たこともあった。


受験番号では、今名乗っている名字と違う頭文字のところに座らなければならないからである。
そのくらい、在日であることを隠し通そうとしていた生徒だった。
きっと、本人自身のアイデンティティが確立できず、

その面での悩みが大きかったのだろう。

一般に、高校の時期は発達段階的にアイデンティティの危機に直面するといわれる。 
実際に、自分がどういう存在か悩む生徒は良く見る。
在日の場合は、歴史的、社会的背景もあって、
日本人以上にその悩み大きいのだと思う
当事者でないだけに、これ以上文章で表しきれない)。
 
そういう生徒のなかに、(多分)そのことで荒れたBさんもいた。
Bさんのクラスでは、2年間世界史、政治経済を担当したが、
Bさんは徹底的に私を避けていて、朝鮮の話が出た途端に教室から出て行くほどであった。
(今は通名でなく、民族名で活躍していると聞く)


そういう煩悶に近い悩みの時期を通過して、
本人の中で答えが出たのだろう。
自己のアイデンティティが形成されたのだ。だが、そのきっかけが自分の授業だったとは…。

韓国語の授業は生徒数も少なく、
普通の授業よりも生徒との距離が近くなる。
もちろん、社会科の授業とこちらのスタンスは変わらないのだが、
そうれはあっても、10m近く先まで生徒がいる教室と、
1m50センチの距離に全員がいるのではお互いに受け取りすることが違ってくる。

Aさんもそういう環境の中での生徒だった。
その人の人生に影響を与えて、幸せをつかんだという情報はとても嬉しいことだ。
だが、それだけに自分の気持ちを引き締めなければならないとも思う。
 
韓国語に限らず、どの授業でも同じなのだが、
韓国語の場合、高校で初めて受講する科目であるため、
特に刺激が大きいのだと思う(担当する範囲で同じような科目は倫理)。
 

他の科目は曲がりなりにも近い科目を勉強していて、
生徒なりの科目に対するイメージが出来ているからである。
韓国語も外国語科目として、英語教育と同じイメージを持っている生徒が多い。
そのイメージを崩しながら、一定の目標に向かって授業を構成していく。
 
授業の中で教室の状況に対応しつつ、
韓国に関して学んでほしい扉を、さりげなく準備している。
もちろん、こちらは扉を作って仕掛けているだけで、
生徒が気づいて開けてくれれば本望である。


Aさんは、たまたま、そういう問題意識があったから、
アイデンティティについての扉を開けることが出来たのだ。
そういう素質があったのだ。だから、今があるのだろう。

そういう点から、高校教師のは役目は、
その生徒の人格形成のための触媒だということになろう。

Posted by hajimet at 23:45 | Comments (0)


2013年5月11日
野草の天ぷら

写真: 夕食の時に、揚げてもらいました。上がタンポポの花と葉、左下がカラスノエンドウ、右側がヒメジオン。この時期の味です。
 
上:タンポポ
右:ヒメジオン
左:カラスノエンドウ
 
どれも揚げると同じ味になる。

続きを読む...
Posted by hajimet at 01:11 | Comments (0)


わさび漬け

春の味、わさびの茎の漬け物。今年は新しい漬け方をしてみた。
 
今までは、茶葉の入ったお湯にくぐらす。麗水にとったのち塩でもむ。あくが出きったら密閉容器で保存。最初の日は時々容器を振る。かなり刺激的な香りだった。
 
今年は佐渡の食べ方を工夫した。本には、から煎りして暖かいだし汁に入れること、品種が本土と違うことが書かれていた。しかし、それ以上の情報がないので、
 
・茎(一部根茎)、葉を2センチ幅くらいに刻むj。
・フライパンを熱し、根茎、茎、羽野順に投入してしんなりするまで煎る。
・その間にそばつゆの元を薄味気味にして、少々酒を加えて熱する。
 熱した後、氷水にフライパンごと浸す。
・タイミングを見て、わさびを瓶にいれ、まだ暖かいだし汁をそこに注ぐ。
・半日常温にさらしあとは冷蔵庫
 
とて上品な辛さに仕上がりました。
写真: 自家製わさび漬。普段と違う作り方をしてみた。わさびを刻む。フライパンでから煎りして密閉容器に入れる。薄めて温めただし汁を注ぎ、密閉して常温保温。半日おいてから冷蔵庫に。出しの味がきいて、上品な辛み(佐渡の春の味として紹介されているものをヒントに作ってみました)。<br><br>普段は、茶葉を入れたお湯にサッと茎をくぐらせ、すぐ水にさらす。包丁で刻んで、塩を振って全体重をかけてアクが抜けるまで揉み続ける。その後密閉容器に入れる。こちらは、かなり刺激的な味と香りである。それより、から煎りした方がいいかも。

Posted by hajimet at 00:43 | Comments (0)


アカツメグサ

 
花を摘んで、湯がいた。色がくすむが、酢をたらすと元の色が復活。
まるでリトマス紙。味はよい。
 
写真: 今日の野草。アカツメグサ。花も葉も食べられます。個人的にはシロツメグサの方が好きかな?。茹でると花の色が落ちますが、酢をたらすと復活します。写真は酢をかけた後のもの。でも、かけすぎると豆の香りが消えます。今日の失敗でした。

Posted by hajimet at 00:38 | Comments (0)


2013年5月7日
文字の導入(1)

韓国語の授業を行うときに、避けて通れないもの。文字。最近は自分で学習している生徒も多くなってきたが、それでも大多数は授業で初めて。実際、日本語はひらがな、カタカナで100文字近く、漢字は中学を終えるまでに2000文字以上学んでいるのだから、24文字のハングルは少しの努力で覚えられるのだが、なかなか現実はそうはいかない(理由はいろいろある)。
 
授業では50音を使って、ハングルの導入をしている。
まず、黒板に生徒の名前を書き(列にいる生徒の名前を書くか〔なるべく特徴ある名前のある列〕)、名表順とする)。生徒に眺めさせているうちに、何となくどの列か分かり、列が分かれば(誰が座っているかは分かるから)、名前とハングルの対象が出来るようになる。
 
その上で法則を探させる。「ト」見たいのが「ア」です。「|」が「イ」だ。中には「フ」がカ行かなという人もいる。そこで、種明かし。続いて表を配り(ページの最後に縮小版を載せます)、埋めていく作業をする。
 
ここでは、わざとg,n,r,d,m,b,sの順にしてある。「アカサタナでなく、韓国語の五十音順です」と言う。かつて、いきなりこれでやると混乱するのではないかと思ったが、今までの所それはない。
 
g-これもわさと「k」としない。理由は二つ。一つは研究会でこれでやっている人がいて、これで生徒が混乱しないことがわかったこと。もう一つは韓国で「gagu」が「ガグ」でなく「カグ」がを説明しやすいように思ったことである。
 
マスを埋めて、「フト」とならないようにと指示、机間巡視をしてから、おもむろに語頭では…という話をする。「韓国人はgと思って発音するが、われわれにはkに聞こえる。kはもう一つあるが、こちらはケンカしているように聞こえる」といって発音してみせる(なぜかは今は言わない)。
 
同じことをd,b,jでも繰り返す。そして、下に『韓国語の語頭は絶対に濁らない』と書かせる。
 
ダ行でヂヅ(韓国語のカナ表記ではジズは使わないようにしています)について説明する。
ズはジュを使うが、ここで「ヅはない」ということを話す。また、清音になる場合は「즈」を授業では使うが(多くの韓国人ネーティヴから指摘があったため)、もちろん「쓰」も紹介。そして「とんかす」。この時の反応で、大体この先の一年間の授業の展開が読める。
 
サ行では「ス」について、ワザと「수」と発音して、違和感を感じさせ、実は違う「ウ」があって「스」とした方が、日本語に近く聞こえると話す。
 
激音の部分には「語中」と書かせる。ワがオとアの合成と言うことを実感させながら、最後まで。
それから、自分の名前を書く練習(わざと、その生徒が書いた通りにハングルを読む。間違えていれば間違えたなりに。そして、何が違うか個別に指導する)。
 
その後は教室の事情によって違う。生徒同士が互いに知らない関係なら、お互いの名前を教えてもらい、ハングルで書く。そのハングルで書いたこと本人に見てもらうとか、こちらからお題を出すとか…。
 
その後、カナダラ順を覚えさせる。激音の所は「死ぬほど息を出す」と書かせる。カではなく、実はまったく別の音であると言うことを意識させるために。そしてカナダラマバサを延々と繰り返し、授業は終了。
 
ここまでで2時間。2時間に納める理由は3つ。
1.途中で中断すると、もう一回最初からやり直す必要がある。
2.これだけで、読めた気になれる。そして、一気に韓国語の原則を話すことが出来る。
 
そにて大事なのは、
3.韓国語授業全体の導入が目的であって、定着が目的ではないこと。あくまでもinputだけ。
 
それぞれの文字を教えて定着を目指すと、それだけで1年かかる恐れがある。これでは教えた方も教わった方も徒労感に襲われる=韓国語嫌いを大量に生産する(実例は大量にあり)。
 
実際に教えていて、ここで根を上げた人はいないという実績はある(最初からやろうとしなければ別)。あとは定着を目指して、色々な方法で畳みかけていく。こちら側で、表向きの目標とはべつに裏目標(無意識に定着、気づかせる)を作ることが大切。
 
生徒には、これだけで実際に読めるようになるわけではない。時間はかかる。しかし、読む努力をしていけば、夏休み頃には突然이이が目に入ったりするようになると言っている。実際に定着し始めるまでに、このくらいの時間がかかるのだ。
 
次回は아야어여へ。アカサタナでやっていたときは、続けて激音の練習だったが、今のやり方では、すでに激音はとりあえず終わっているので、カナダラとアヤオヨの語順の定着に重点を置ける(その後はDVD。한글이 야호、우유송、가나다라송を見せる)

Posted by hajimet at 22:26 | Comments (0)