江華島とは
伝燈寺本堂棟木の支え

江華島(강화도:カンファド)はソウル(서울)から車で約1時間、漢江の(한강:ハンガン)の下流にある島である。面積は韓国で第5位、南北27km、東西16kmでの島で、塩河(염하:ヨムハ)によって本土から切り離されている。

古くから人 の生活が行われた島であるが、朝鮮の軍事上重要な場所にある島でもある。漢江ほか、臨津江(임진강:イムジンガン)などにつながるため、この島を抑えるとソウルだけでなく、朝鮮半島を広く抑えることが出来るからである。そのため徳津鎮草芝鎮をはじめとして多くの防御施設が作られた。

近代にはいると、この島はフランス、アメリカ、日によってが攻められ、1876年に日本との間で「大日本国大朝鮮国修好条約」が結ばれ開国した。今は北朝鮮と島の北を流れる漢江を挟んで対峙している。

塩河の川幅は狭いところで800mほどしかない。しかし、干満の差が8m近くあり、満ち引きのときはつねに急流である。そのため防御に適している、海に弱いモンゴル(後の元朝)が攻めてきたとき高麗政府は一時この島に都を移した

江華島の名産は高麗人参(朝鮮人参)であるが、連作がきかない作物のため、耕地面積は減少傾向にある

水路を挟んで左が江華島 高麗人参 人参畑(直射日光をきらう)

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