江華島支石墓群
(方向を変えて見る)

江華島には近代の遺産だけではなく、先史時代の遺跡も多い。青銅器時代に作られた富近里(부근리:プグンニ)支石墓(고인돌:コインドル)は「世界文化遺産」に指定されている。支石墓は中国東北部から朝鮮半島に流入した墓制であるが、大きく北方式(巨大石の支柱が露出していて、埋葬施設が地上にあるもの)、南方式(巨大石の支柱が露出していなかったり、支柱のないもの)に分かれる。北方式は数体埋葬することが出来るが、南方式は個人の墓で、これを中心に墓域が形成されて、そこに埋葬される事例もある。差が、江華島の支石墓は北方式である。

支石墓は江華島だけでなく、韓国の至る所で見られる。このうち高敞、和順の支石墓が密集していることで知られ、江華島と並んで、世界文化遺産に指定された。

辺りにある石材 別の富近里コインドル(畑の中) 参考、南方式(高敞)

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