釜山と対馬2(竜頭山公園)

文禄・慶長の役ののち、江戸幕府と朝鮮王朝の間で国交が回復したとき、それを担当した対馬藩の施設は水晶洞に置かれた。現在でも古館(コグァン)という名前が通称名として残っている。

和館はそのの地、現在の竜頭山公園(ヨンドゥサン)一帯に移された。対馬からやってきた船は竜頭山の前にある影島(ヨンド 日本側は牧之島と呼んだ)を目指してやってきた。この島影になるため、波も荒れなかったようである。明治以降釜山の中心地として発達していった。今でも日本時代の建物が多く残り、日本人観光客も多く集まるエリアになっている。

竜頭山から見える対馬は、対馬の南部である。まっすぐ進めば浅芽湾に至る

竜頭山には竜頭山神社が置かれた。和館の中の神社で江戸時代にすでにあった。現在は李舜臣の銅像が置かれている。日本の方を向いているといわれるが、実際に影島の山裾越しに対馬を睥睨している。

影島越しに見る対馬 対馬を見る李舜臣(中央) 釜山と対馬

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