釜山近代歴史館
(東洋拓殖釜山支店)

竜頭山のふもとにある近代歴史館は、東洋拓殖の釜山支店の建物であった。東洋拓殖は日本による国策会社で、日本からの植民事業、そのための農地開発他、様々な事業を当時の朝鮮で行った会社であった。韓国最大の地主でもあった。韓国の独立後はアメリカに接収され、アメリカ文化院などにも使われた。近代歴史館には釜山が開港して以来の資料が展示されている。日本語資料が多いので説明を読むよりもよく分かる。

この建物の前には植民地時代に知恩院があった。大通りの反対側の山の上には気象台があり、建物は日本時代のものが使われている。この付近には向陽園という日本庭園や金剛寺があったが、両者とも何も残っていない。ただ、金剛寺は教会に なっている。

歴史館入口 気象台(釜山タワーより撮影) 倭館の説明板 倭館の図

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