泰安半島
(태안:テアンバンド)
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泰安半島とソウル側(西海高速道路)

泰安半島は韓国の中央部から黄海へ向けてつきだした半島である。ここから中国の山東半島までは近い。唐津(당진:タンジン)という地名もある。そのため馬韓時代から多くの国が作られた。百済時代にはここから中国へ行く交易路があった。そのため、三国統一を図った新羅は、早いうちにここを抑えた。

仏教もこの路を通じて入ってきて、百済仏教を本格化させた。、百済時代は中国の南北朝時代とほぼ重なるが、北朝側の地域であったが、この地域に百済で最も古い磨崖仏が残っていることが山東半島との交流を表している。

泰安半島には瑞山(서산:ソサン)磨崖仏や泰安(태안:テアン)磨崖三尊仏があり、花田里四面石仏もある。また、朝鮮王国時代には黄海岸を守る海美(해미:ヘミ)邑城がある。交通の不便な場所であったが、ソウルから西海高速道路で行けるようになり訪れやすい場所となった。

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