拝里(배리:ペーリ)三体石仏
三体仏(屋根のため表情がはっきりしない)

三陵渓のすぐ近く、拝洞(배동:ペードン=拝里)にある三体石仏である。新羅が三国を統一する前に作られた石仏で、この付近に転がっていたものを日本時代に起こして並べたものである。当初は慶州の博物館に移す計画もあったが、重量的に途中の橋を渡すことがでキズに、そのまま元の場所に建てて置くことになったという逸話がある。

石仏保護のために屋根をかけたため、表情がよく分からなくなってしまったが、忠清南道瑞山(서산:ソサン)磨崖仏とともにこの時代の特徴の古拙な微笑(アルカイックスマイル)のきれいな仏像である。なお、上の写真は戦前のものである。
 
屋根を架ける前の様子(植民地時代)

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