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2014年12月4日
移動ドと固定ド
先日のレッスンの時、
師匠が「移動ド」で階名を唱えていた。
思わず「移動ド」」ですか?と聴いたら、

だって、「固定ド」は絶対音感があるということだよ。
「移動ド」だと、転調もすぐわかるよ。

なるほど…。

譜面を読むときは、ずっと「固定ド」で階名を読んでいたので、
目からウロコ。

ちなみに耳から聞き取るときは「移動ド」だから、
絶対音感はない。
Posted by hajimet at 23:29 | Comments (0)


2014年7月4日
再び歌 20140703
レッスン終了。

メロディアスの課題曲の録音をする。
最初の録音。旋律がブツブツ切れる。
スラータンギングで吹いているつもりでいたが、「なんちゃって…」だったようだ。
言われている「つもり」で吹いているのだが、同じ指摘を受ける。

音を聴いてみると、どの音も減衰する。

「n」より少し奥「l(むしろ韓国語のㄹ〔dark-lに近い〕)で
柔らかくタンギングすると、息も漏れてくるし、上手く繋がる」と指摘を受ける。
再度録音。吹きながら感じている以上に出ている音の流れが違った。

驚いた。
Posted by hajimet at 08:44 | Comments (0)


2014年6月29日
飛行場のように 20140629 「題名のな無い音楽会」より
50周年記念(6)「若き“KING OF VIOLIN”ヴェンゲーロフ」の中で、「スーパーキッズ・オーケストラ」のヴァイオリンパートの人が質問をしていた。それに対して之答え。

歩くときのことを思いだそう。自然と力が抜けて歩いているはず。
バイオリンも同じ。指の関節を全部使って力を抜いて弾かなければならない。
弓が飛行機、弦が飛行場。ソフトに離着陸しなければいけない。
弓は腕の延長。バイオリンは魂の延長。腕の続きの弓、魂の続きの楽器。
それが分かれば上手くなる。

バイオリンをトロンボーンに置き換えて、弓を息に置き換えるとほぼ同じ。
飛行場の例え、とても分かりやすかった。
Posted by hajimet at 21:31 | Comments (0)


2014年6月22日
歌、歌、歌
20140620
レッスンでは、教則本(メロディアス)の3番を中心に、
曲の歌い方や、テンポの持って行き方を見てもらっている。

「ここは、少し前に」。「ここで転調するから、こういう吹き方」。
「ここは付け足しの部分だから、そのような雰囲気で」
「和音が解決している場所」
「ここはシンコペーション的部分」

基礎的な所も見てもらうが、同時に歌い方の練習である。

そんなとき、突然別の事と結びついた。
イタリアオペラのテンポの持って行き方にそっくり。
もちろん、いかに歌うかを練習しているわけで、この譜面も元は歌。

器楽的な部分も大事であるが、器楽曲であっても、
その歌い方は歌から来ているのだから、
楽器をやる立場からすれば、歌い方をどう楽器で表現するかと言うことになる。

しかし、これによって長く持っていた疑問が解決した。
「オペラ、特にイタリアオペラの歌手の歌い方は、どうして譜面通り
でない部分があるのだろう、自由にテンポなどを動かしていいのだろうか?」
ということに対する答えが、まさにこれだったからだ。

譜面上インテンポの場所で、ここは、こうするとよいと言われた場所が、
イタリアオペラなどでも同じようにテンポを動かす場所だったからだ。

歌い方は、ドイツ、フランス、イタリアそれぞれ違うのだが
(言語が違うことに由来するようだ)
それぞれの国の人びと、自然と自分たちの歌い方を身につけている。
オペラを見に行くことも、なかば歌舞伎を見るような感覚。

言い換えると、ヨーロッパの国の人びとは、
歌(童謡レベルから)から入って(感覚的に持って)、器楽に進むのに対して、
こちらは、歌から入らず、器楽から入ることになる。

それだけに、かえって新鮮な「発見」だった。
Posted by hajimet at 10:21 | Comments (0)


2014年6月21日
楽器の編成。テレマン(20140619)

レッスンが終了して、いつもの「反省会」でのこと。
楽器の編成の話になった。カラヤン、ベルリンフィルのモーツァルト「レクイエム」の録音をの
話題がきっかけに話題が広がっていった。
 
レクイエムは1961年にベルリン、イエス・キリスト教会で録音されたものなのだが、
「妙なるラッパの」のトロンボーンソロがすごいのだ。
ドムス先生のソロ(レコード時代はわざわざ「ソロ:ドムス」と書いてあったという)。
音がエコーとなり、3回くらい跳ね返ってくる。歌手の音も響き豊かに取られているのだが、
このように跳ね返ってくることはない。
 
この編成、上はアルトトロンボーン、下はテナーではないかという。
実はレッスン中にもモーツアルトは話題となっていた。
交響曲のように器楽的なものにはトロンボーンは使われていないが、
オペラや合唱曲にはトロンボーンが入っている。
モーツアルトは器楽としてではなく「歌の要素」としてトロンボーンを使っているというのだ。
 
そこから、歌に合うように楽器を選ぶ必要があると言うことに繋がったのだとも思う。
3rdが必ずしもB.trbである必要が無い。B.trbそのものが登場したのはずっと後の話。
作曲家がその響きを考えていない。
などという話になった。
 
そして、テレマンの四重奏について、もともとバイオリン4本のための協奏曲。
それを4番をバストロンボーンで吹くことはバランス上もおかしい。
原曲を聴いてみた。確かにバイオリン4本の響きがきれいに溶け合っている。
4番だけをチェロで弾いたら、響きとしてもおかしくなると思いながら聴いた次第である。

Posted by hajimet at 11:21 | Comments (0)