« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | Comments | Post a comment


2005年8月28日
ソウル(2)新村
夜は新村(シンチョン)へ行く。延世(ヨンセ)大学のそばにあり、学生の街だ。その一角に日本料理の多い地域がある。居酒屋、おでん(「おでんBAR」と書いてあったが)、ラーメンや等々である。その一角にあるポソクチョンという店に行ってきた(韓国料理である)。 

ポソクチョンは本来、鮑石亭と書き新羅の古都慶州(キョンジュ)にある(リンク)。しかし、この店の「ポ」は「鮑」ではなくて「泡」である。慶州の鮑石亭のほうは鮑の形の石の溝があって、そこで曲水の宴を行った。それを模したのであろう。店の真ん中に大きな机があり、そこに似たような形の彫り込みがあり、マッコルリ(韓国風どぶろく)が流れているのである。

粘性の高い物だからさらさら流れている感じにはならないが、ゆっくりと流れ、途中でよどみもある。よどみのあるところは深く掘られていてそこにヒョンタン型のひしゃくを入れてくみ取れるようになっている(汲み放題である)。

実際はアクリル板が溝の上に乗っていて、汚れが入らないようになっている。くみ取るところに穴が開いていてそこから手を入れるのだ。普段は穴の上にどんぶりが載っていて、ぴったり塞いである。

マッコルリの味は変わりやすい。瓶に入れておくと、どんどん酸化していくことがわかる。しかし、ここのものは酸味はほとんどなくて呑みやすかった。ついでに滝があると、と思ったが、けっこう臭いが強いから無理だろう。酸化もするし…。

帰り際KANSAIという日本ラーメン屋によった。関西ラーメン当というものを食べたが、コンソメの味が効いた豚骨風ラーメンで、日本風韓国ラーメンであった。麺を煮込む文化だからであろう。だいぶべとべとしていた。
Posted by hajimet at 09:35 | Comments (1)

Comments
どぶろくがテーブルの周りを流れているというのは、変わってますよね。びっくりです。衛生的にどうなのだろうともおもったのですが、ブログを読んだところ、かなり配慮がされているみたいですね。どぶろく自体は、個人的に悪酔いしてしまうので、最近はあまり飲みませんが、こういう面白い趣向のあるところでは、是非楽しみたいです。
韓国で日本ラーメンというのはなんとも微妙ですね。しかも「日本」ラーメンという括り方がなんとも…。日本にも色々なラーメンがあるんですけどねぇ。まぁ、東京で「関西風」や「京風」といった冠のつくものが多いのと同じような理屈だという気もしますが。
韓国でのショートステイ、毎度のことだとは思いますが、お疲れ様です。
  Posted by: a_moon_tour at 2005/08/28 23:32:17


Post a comment