顕忠祠(현충사:ヒョンチュンサ)

顕忠祠は文禄慶長の役の水軍の将、李舜臣(이순신:イスシン)を祀ったところである。李舜臣は号を忠武(충무:チュンム)というため、忠武公の名前で親しまれている。ソウルで生まれたが、8歳のときにここに移り、生活の場とした。李舜臣が科挙に及第するまで牙術を勉強したり、弓を練習した場所が残っている。

李舜臣はその後ここに祀られたが、1966年に韓国政府の事業として整備された。顕忠祠にかけられている懸板の「현충사」という文字は朴正熙(박정희:パクチョンヒ)元大統領の文字によるものである。なお、遺物展示館もあり、そこでは李舜臣の日記や刀などが展示されている。

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