阿曽隈社
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阿曽隈社 |
社前の狭い広場 |
阿曽隈社は三の岳中腹、阿曽隈の森の中にある。ここで銅の採掘をしていた渡来人集団が最初に信仰をしていた場所だとされる。現在、大正時代に置かれた社が積みかさねられた石の上に置かれているが、雰囲気としては森自体が聖域であったように思われる。新羅でも森が信仰の場所であって、古墳公園の近くの鶏林は今でも残る「聖地」のあとであるし、信仰の対象となった森の近くに作られた寺院も多い。
採銅所の古宮神社は、ここの神を遷した神社である。その神は豊比盗_だとする。さらに、香春神社も創建の時に、ここの神を勧請して、祀っている。
阿曽隈社は入り口の表示のある所から、10分ほどかけて上に上がっていく。坂はきつくはない。進入禁止の看板があるが、社までは入れるようになっている。野史との前は狭い広場があって、ここで祭祀が行われていたことがわかる。今でも訪ねる人がいるのだろう。比較的新しい供え物が置かれていた。
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入り口(社は左側高まり奥付近) |
日田彦山線をくぐる |
このような坂を10分登る(参拝はOK) |