光化門(クァンファムン:광화문)
後ろに見えるは北岳山(プガクサン:북악산) 従来の姿(1999年)


景福宮の正門である。正門は必ず3つの入り口からなるが、中央は王のため、両脇は武班、文班とよばれた官僚の入り口だった。皇太子にあたる世子やここにつとめている人は別の門から入った。

王宮の門は木造2階建てで作られるのが普通だが、景福宮の門だけは城郭のように頑丈に作られている。植民地時代、朝鮮総督府を建築するときに、この門の撤去の話があったが、柳宗義(やなぎむねよし)の反対をきっかけに王宮の東側に移されていた。

しかしそれも朝鮮戦争で焼けてしまい、焼け残った土台以外はコンクリートで復元したものである。総督府の正門跡に作られたために、本来の位置よりも奥まり、方角も若干ずれてしまった。そのため、宮殿の軸と異なった配置となっていたが、2006年から場所も含めて復元工事に入た。2010年に完成して、本来の場所に建てられた。学も以前は朴正煕元大統領の書による「광화문」というものであったが、英祖王の書よる「光化門」というものに変えられた。

入り口に狛犬が置かれている。韓国ではヘテ(해태)あるいはヘチという。魔物や火を防ぐために置かれている。これも従来の位置と異なっているが、光化門広場の中に、元の位置を示す標識が埋められている。、

火を防ぐヘテ
天井画(鳳凰)南朱雀を表す
天井画、北玄亀が南に?


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