景福宮興礼門(朝鮮総督府跡)
興礼門(2001年11月再建) 同じ場所(1994年)

景福宮は朝鮮王朝の正宮である。多くの建物があったが、日本時代に入り多くが撤去された。正殿(勤政殿)前には、あたかもそこからの眺望を遮るかのように朝鮮総督府庁舎が建てられた。

植民地朝鮮の政治の中心で、それまでは南山麓の倭城台にあった。 設計は神戸の「風見鶏の館」などを設計したゲオルグ・デ・ラランデで、1926年から使われた。独立後政府の庁舎、国立中央博物館などとなったが、1995年に撤去が始まった

景福宮は日本時代に撤去された建物の復元工事を行っているが、総督府庁舎の跡には興礼門が再建され、往時のように光化門から興礼門、勤政門を通って、正殿まで行けるようになった。なお、中央ドームの先端は独立記念館で見ることが出来る。

総督府庁舎(94年7月撮影) 撤去前光化門交差点より(1991年) 完全に撤去された(1999年)

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