勤政殿(公式行事の場)
勤政殿(2003年改修終了) 玉座 王を表す天井の黄竜

勤政殿(クンジョンジョン:근정전)は公式行事を行う場所である。王の即位式や外国からの使節とはここで謁見した。韓国最大の木造建築物であるが、建物は中国の正殿よりも小ぶりで木造2階建て、正面の壁は5枚である。

前面に王が登 る階段があるが、中央に王を象徴する踏道(タプド:탑도)という板石が置かれる。中国が竜であるのに対して、李朝時代は鳳凰であった。建物の中は玉座だけが置かれ、後ろには王を象徴する日月五峰山図という屏風絵が置かれた。建物の周りには様々な魔よけが置かれた。広場は雨が降ってぬかるんだりしないように石が敷かれ、それぞれの人の立つ位置を示す品階石が置かれた。

踏道(鳳凰が彫られる) 品階石 世宗大王即位式再現 日よけを止めるためのリング

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