総督府庁舎から興礼門まで
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工事開始前 |
1995年 尖塔部分が撤去された |
博物館の営業は続く |
国立中央博物館に使われていた旧朝鮮総督府庁舎は1995年に撤去の儀式が行われた。しばらく博物館は営業を続けていたが、1997年から取り壊しにかかった。建物の石材は残す予定であったが、風化、劣化が激しく撤去された。想像以上にコンクリートの量が多かったともいう。
総督府庁舎はもとの地盤に盛り土をして、松の杭で地盤を固めた後建てられたことがわかった。日本で軟弱地盤で建物を建てるときに工夫された方法である。そこをもとの地盤まで削平して興礼門や回廊、錦川などが再建された。なお一部の部材は後になって展示できるように保管されている。