韓国銀行(1909年)
韓国銀行周辺

南大門市場の近くは日本時代から商業の中心地であった。古賀政男も住んでいた明治町(明洞)の入り口はロータリーとなっていた。このロータリーに面して、「朝鮮銀行(韓国銀行)」、「京城中央郵便局(中央郵逓局)」、「三越(新世界百貨店)」、「朝 鮮貯蓄銀行(第一銀行第一支店)」があった。

郵便局以外は建物が残っている。朝鮮銀行は大韓帝国の発券銀行だったが、植民地になってからも朝鮮銀行券を発行していた。これは朝鮮・満州では通じたが、日本本土では通用しなかった。

三越は1930年に建てられ、独立後5階部分が増築された。「貯蓄銀行」は公募によって設計主が選ばれ(平林金吾)、1935年に完成した。

韓国銀行定礎石
第一銀行第一支店
新世界百貨店本店

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