旧上海銀行長 崎支店記念館

1904年竣工

上海銀行は、幕末以来代理店を置いて活動をはじめ、1896(明治 29)年に支点を開設した。この建物は1904年に竣工した。建物の前の通りは当時の海岸にあたっていたが、上海銀行と海から向かって右隣に建っていた長 崎ホテルは、大浦と長崎港の景観を作っていたと言われる。長崎ホテルは在留外国人の出資によってコロニアルスタイルで建てられた長崎最大のホテルで、ビリ ヤード台や電話をそなえていたという。

なお、電信は1881年、デンマークの大北電信会社が長崎上海間と長崎ウラジオ間に海底ケーブルを敷いて繋いだのが最初。これにより、日本とヨーロッパが電信によって結ばれた。


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