骨窟庵

骨窟庵(골굴암:コルクラム)は韓国では珍しい自然の岩をくりぬいて作った石窟寺院である。岩壁に12の石室を掘っているl。その一番高いところに大磨崖仏が彫られている。新羅末期の形式である。南山三陵渓(삼능계:サムヌンゲ)大磨崖仏や南山薬水渓(약수계:ヤクスゲ)大磨崖仏と同じ頃のもので、この時期の慶州では大型の磨崖仏が目立つようになる。岩が柔らかいため、腰から下は崩れてしまっている。今でも石窟のいくつかは、信仰のために使われている。

岩壁の下にはムーダン信仰の名残の男根石と女根石がある。男根石に参拝したあと、女根石の中を掃除し、その上に板を渡して一晩祈り、翌朝きれいな水が溜まっていれば男の子が生まれると言われる。

石窟と仏(左上) 石窟の中 男根石 女根孔
 
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