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大野台支石墓群(1)


大野台支石墓群は江迎湾に沿った、標高70から80mの高台にある。支石墓は朝鮮半島の文化の影響を受けて、縄文時代後期から、弥生時代中期にかけて形成された墳墓群である。朝鮮半島では支石が見える北方式と、支石が地面の中に埋もれる南方式に 別れるが、日本には南方式が入ってきており、その規模も小さい。埋葬方式も日本化している。また、分布は九州北西部に限られているが,稲作の流入と関連が あるとされる。大野台石墓群は2ヶ所に別れて46基残っているが、この場所には38基ある。中には石蓋がなくなり、埋葬部だけ露出しているものもある。





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