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2014年12月16日
倫理授業 20141216 大乗仏教(3)

大乗仏教まとめ

教材:般若心経。理由:大乗(空)の考え方が凝縮されているから。

導入(10分)
プリントを配布。読経を聞かせる。
プリントは、般若心経の白文(句読点をつけておく)と、レ点をつけたもの(1枚目)
構成をまとめたもの、如是我聞で始まる般若心経などを印刷したもの(2枚目)を配布。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

音を聴かせた後、経典は原則として呉音で読むこと。漢文で読めば意味がとれるること、
如是我聞で始まることを話す。

(展開1 20分)
魔訶般若波羅蜜多心経=大いなる智慧の完成
内容の解説。部分的に用語を解説しながら読み下す。

「空」「五蘊」「六根」「六境」「六識」「四諦」「無明」などすでに扱った概念を確認。

最後まで読んだあと
 前半と後半の部分に分かれて構成されていることを指摘。
  板書
   前半(理屈)→禅宗
   後半(呪文)→真言宗 
                (除霊)
   有り難きもの(神)→写経
 
また、日本は「ありがたきもの」信仰があり、
わからない物=有り難きものに神性を見いだす。
写経はこの流れである。また、これと呪文が合体して「除霊」などでも般若心経が読まれる。

一方、呪文を否定する浄土宗、浄土真宗、日蓮宗などでは般若心経は読まない。

(展開2 15分)
韓国の般若心経を聞く。
日本と韓国で経典の読み方、雰囲気が異なることに気づかせる。
仏教は国によってかなり様相が違うことを図示にて指摘。
(板書)

インド   →    中央アジア → 中国 → 朝鮮        → 日本
 +ヒンドゥー教(密教)      +  道教  +シャーマニズム    +神道
                        ・隋唐まで                鎌倉  
                        ・禅宗 --------→(日本)     江戸(葬式、墓地)  
                                                             明治(神仏分離)
(まとめ 5分)
次回以降の展望
 

Posted by hajimet at 22:01 | Comments (0)

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