朝から気になっていたことがあった。台風だ。 最初は沖縄から太平洋に抜ける予想だったものが、 中国沿岸を北上するコースに変わっていた。 飛行機は上海経由のMU便を予約している。 一時期スピードが落ちていたので、うまく回避できると思っていたが、 この日の予想では夕方に上海の南300キロくらいのところまで迫っている。 中国の気象台も、14m近い風を予測している。 上海までは飛ぶだろうが、そのあとははっきりしない。 (便の番号は同じなのだが、機材は別のものになる) もしも上海で足止めになれば、台風のスピードの関係で、2日間は足止めになる。 そこで、JALに電話をして急遽夕方の北京-羽田直行便を押さえる。 ダメ元でマイレージの変更の可能性もしらべてもらった。台風の特例で変更は可だが、 座席がない。仕方なくノーマル運賃で帰ることとする。1万1千元。 円が弱くなっていて、かなりの高額である。 10時半頃、空港に向かう。途中の道は渋滞していたが、1時間、約150元で到着。

  チケットを買う手続きとチェックインをビジネスカウンターでやらせた貰ったので、 ラウンジ券が貰えた。手続きしてくれた係員が直接使えると言ってきた。 4時間ほどのんびりして出発。
  北京空港の発着の間隔は、日本よりかなり長くとっているようで、 着陸機の間隔が5分近くある。 20分以上待って離陸。機長が「官制の事情なので…」と放送を入れるくらいだった。 機材は777-200。座席間隔はビジネスクラス並みに広い。 機内食は、MUのビジネスクラスより可成りよい。味噌汁も貰える。
 最初にチケットを予約するとき、この便も計画に入っていた。 ただ、JALからの提案で上海経由にした(マイルが少なくて済むから)。 結果的には、最初の計画でマイルを使った方が良かったことになった。 などと考えながら、2時間50分のフライトで羽田着。 東京の空気が美味しく感じた。
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