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2014年5月2日
中学と高校の違いって(社会科
今日の授業。倫理と日本史。当然、扱う内容は異なるのだが、その中で同じことを伝えていたことに気がついた。

倫理は、「人間とは」、「青年期」と進んだ。倫理全体の導入の役割を持っている単元で、これを話すことによって、思想への動機付けをする。ただ、「問いかけ」が多い寡黙でもあるので、そのような思考態度になれていない生徒にとっては、苦痛でもある。そのため、「眠く」なる生徒も多い。

今日の授業はそういう生徒の多いクラス(1年生だから、そもそもそういう思考になれていない。高校生に脱皮する直前)。ぱたぱた寝始めた。そこで、

「寝ていると分からなくなる。今説明していることが大事。自分ならどう考えるか、どうあるかが大切。社会科は暗記だから好き嫌いという人がいるが、高校の社会科は覚えることではない、ソクラテスが何を言ったかということを覚えても仕方ない。考えていくことが中心」と、そのような生徒を起こそうと思って語った。勿論経験上、そう語ったからと言って、起きてくれることはまずない。

次の授業は、「フェートン号事件から日米和親条約の開港地」まで。2年生対象で、2時間連続授業。歴史と歴史物語は異なるから、どうしても抽象的な話が多くなる。しかも、激動期だから、政治、経済含めて、様々なことの理屈も知らなければならない。近代国家とともに、東洋の冊封体制もイメージづけることになる。

授業をしながら、
「覚えることが大事でなくて、想像してみることが大事。自分なら、この状況でどう考えるか、行動するか」が大切。と語った。結局は人の行動、人の考えがベースなのである。ただ年号や事項を覚えるのでなく、考えることが大切。

ここまで話して気がついた。倫理でも日本史でも同じような事を語っている。要するに、素材が違うだけ。実は、「考えること=イメージづけること」は自分のテーマでもあるのだけど。
Posted by hajimet at 00:09 | Comments (0)

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