宮地嶽神社の次は宗像大社。付近の古墳は時間の関係で割愛する。宗像(胸形)氏に関連する古墳群とされる。 海の道むなかた館に立ち寄り見学。沖の島の様子などが見られるようになっている。また、田熊石畑遺跡の弥生時代の墓域から出てきた武器型青銅器15点が展示されていた。朝鮮半島からの舶載品である。 朝鮮半島に由来するものは青谷上寺地遺跡などでも出てくるが、多くが九州から拠点拠点に運ばれてきたものに対して、ここのものは直接輸入したものだろうとされている。これらのことから、弥生時代中期にはかなり有力な集団が形成されていることが分かったという。
 続いて宗像大社へ。沖の島(沖津宮:田心姫神)、大島(中津宮:湍津姫神)、田島(辺津宮:市杵島姫神)が祭神。朝鮮半島との交易の入口にあたる場所で、航海の安全などを祈る祭祀が行われた。古代、海が宗像大社あたりまで入っていたから、田島は島状の地形をしていたのでは無かろうか。 本殿は改築中で、脇に仮本殿が設けられていた。簡単な建物の奥に、ヨリシロとしての木が植えられ(その後ろに小さな社が置かれている。古代の神社の姿が再現されていた。
 .jpg) 続いて高宮斎場に行く。本来ここで祭祀が行われたのだろう。周囲で最も高く、しかも平坦な場所である。ここから海まで見下ろすことが出来る。
.jpg) .jpg) 続けて中津宮、沖津宮を祀った第2宮、第3宮を周り、神宝館を見る。神宝館は沖の島祭祀遺跡の遺物と、宗像大社の古文書を中心に展示していた。 空港に戻り、3時発の飛行機で東京へ。福岡空港で豚骨ラーメンを食べる。
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