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2013年4月3日
ルネサンス

ルネサンス
1.背景
  十字軍
    教皇権の失墜
    国王、商人の伸張
    都市の伸張。これまでの都市と異なる「自治都市」の出現
     →都市は自由にする
 
     現実を肯定し、現実の生活が楽しいという商人層の出現する
      ◎神中心の中世の思考と合わない
         ⇒ルネサンス(文芸復興、ギリシア、ローマにヒントを求める)の背景
 
2.ルネサンスと人間中心主義
 人文主義者(詩、歴史、言語に関心、↔神文主義:教会、教皇、聖書)
  ラテン語文献の研究を通じたキケロのインパクト
    人間はロゴスで意思を交わすのだから、学問によって教養(humanitasu)を
     身につけることが必要。
 
  ペトラルカ:ラテン語文献を研究、近代登山の父(純粋に山が美しいから)。
  エラスムス:教会を批判した『愚神礼讃』→「宗教改革」へ
 
 互いに「市民」であるとことの自覚=「平等」の観念の発生。
    「自分がそう感じるなら、あなたもそう感じる」。
      →神の下での平等とは違う観念。

     「人間中心主義」の発生
      万能人
      絵画で遠近法の登場
       自分がそう見えるように貴方にも見えるはず。
 
        ダビンチ、「最後の晩餐」の遠近法:
         その焦点はイエスに向かっているように見えながら、微妙にそれている。
         イエスの背後に向かう(さりげなく焦点をずらす)
           →神中心の世界から離れきれない、中世から近世へパラダイムが
             変わるときで、あからさまに人間中心を表現できないから。
 
3.まとめ:近代思想の特徴
 ルネサンスや宗教改革を経た結果成立

 (1)人間中心:ボッティチェリ「春」は絵の中に「肺」の象徴を描き、人間中心をさりげなく表す。
 (2)個人の自由
 (3)合理的精神:経験と感覚を重視。実験と数学的思考。
    ダビンチ: 書物で自然を学ぶことは愚かだと言う。
           人間の肉体の解剖図を自分で作り、それに基づいて、
           人間を飛翔させようとしていた。
 (4)進歩史観:自然の征服と社会発展により人類は発展する
           この考えがあるから(是非は別として)原発は開発できた。
 
このあと、ベーコン、デカルトへ。

Posted by hajimet at 12:02 | Comments (0)

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