新聞を読もう 10月頃 単元:辞書の引き方(4時間のうち後半2時間) 教材:新聞記事 準備:辞書 コスモス朝和辞典を推奨(推奨理由は最後に書く) 前の時間に辞書の引き方を練習した。実際に辞書を使って新聞記事を読んでみる。 (獅子は千尋の谷に…) 「表向きの目的」は、辞書になれること。 記事のプリントを配布。 連体詞などは辞書形(原形)を示し、そこに(連体)とか(過去)と記入。 *辞書を引いて、それを指示通り繋げると読めるように配慮(影の目的のために) 黒板にプリントの文を数段ずつ分けて書き写す グループ分けをして意味を調べさせる。調べた日本語を黒板に書く(競争)。 教室の雰囲気
 辞書に出てこない単語も極力ヒントで探させる。コスモスは単語数が少ないため(影の目的2)
 実際に書かせたもの。



 ここでの目的は、すらすら読むことではなく、 辞書を引きさえすれば読めると言うことを実感させること。 引いている最中に意味を押さえながら読んでいるわけではない。 黒板に書いて、それを眺めてみると、文章になっていると言うこと。 つまり、文法的に日本語と非常によく似ていることを実感させ得ることが本当の(影の)目的。 実際に頭で文法構造が同じだと分かっていても、それでだけでは不充分で、 実感させることが大切。そのような感想を述べた生徒も過去にいた。 同時に韓国語漢字語と日本語の漢語の音、形が似ていることも実感できる。第二の目的。 これも授業では意識的に話をするが、中々実感できない。 そのようなことが出来る教材を探すことが大切。 コスモスを推奨する理由。 ・単語帳から出発しているため、説明が非常に丁寧(大前提) ・語彙数が少ないが、重要語句かどうかがわかる。 ・カナもついているので、高校現場では扱いやすい。 ・なかなか全員、ハングルをそれなりに読めるレベルには行かない(2012年は例外) (かつて、ハングルが読めないのに、字形だけで辞書をひきこなした強者がいた…) そして何よりも、 「第3語基の形で引くことが出来ること」。 文法書としても優れているし(ここは学習が相当進まないと使いこなせない)、 索引機能を使って、和韓辞典の役割も出来る。 授業を習った記念として…
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