新快速で近江八幡から大阪(約1時間)−(弁天町経由)−天王寺(15分)と向かい、阿部野橋から近鉄で藤井寺に行く(約20分)。東京と違って大阪には駅前などに在来市場をよく見かける。藤井寺駅前もそう。
.jpg) 市場を抜けると葛井寺。百済辰孫王の後裔氏族の一つとされる葛井氏の氏寺。かつては2キロ四方の伽藍を持っていたと言われる。境内に当時の礎石と思われるものがあることはある。
 葛井寺の直ぐそばに辛国神社がある。雄略天皇の時代に物部氏が創建したとされるが、名前からも、素戔嗚尊を祀っていることからも、渡来系の神社でもある。
.jpg) .jpg) 辛国神社から徒歩15分。野中寺に着く。ここは船氏の氏寺だった。境内には金堂と五重塔の礎石が残る。法隆寺式の伽藍配置だったことが分かっている。船氏などの「今来伎人」にあたる人びとは「古市大溝」にそったところに配置されていたという。
  境内にはヒチンジョ池西古墳の石棺が保存されている。また、墓地には「曽根崎心中」のお染と久松の墓がある。 野中寺から歩いて30分。古市の西琳寺に行く。途中は溜池と古墳だらけだ。古市古墳群のなかを歩いて行くからだ。古市は竹内街道が河内飛鳥に入る入口にあたる、道は河内飛鳥から二上山を越えて飛鳥に入っていく。その拠点に西琳寺があるのだ。 西琳寺はこの地域の寺で最も古いもので、王仁の後裔の西文氏の菩提寺と言われる。.jpg) .jpg) 寺の境内には石塔の心礎や、鎌倉時代の五輪塔が保存されている。近くには白鳥神社がある。ここも祭神は素戔嗚尊と牛頭天王。
  一旦古市から阿部野橋に向かい、百済野を見ることにした。
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