暑い1日だった。 この日のうちに、必要な取材をしようと思っていたのだが、 ともかく蒸し暑い。暴炎警報が出ている。ソウルの気温は36度。かなり蒸し暑い。 着陸時の機内放送では31度だったはずなのに…。 ついでに、羽田の予報では、2日が30度、3日は26度となっていたが、何を根拠にしたのだろう。 昼、ブデチゲを食べたあと、極力タクシーで回ることにする。 まず、延世大学の「延世歴史の庭」へ。正門からすぐのところ。 広恵院という、延世とソウル大の大学病院の元になったところで、建物が復元されている。 この場所は、正祖の母親の陵があったところでもある。 注目は建物の裏側。歴史に関係したものが置かれているのだが、 広恵院を作ったアンダーウッドの墓があることとともに、その横に 「興亜維新記念塔」が置かれている。朝鮮総督南次郎書、昭和16年12月8日となっている。 表面は削られていて、韓国でよく目にする日本時代の記念碑と同じ様子だ。 しかし、これが建立された碑が16年12月8日が気になる。 真珠湾攻撃の日であるが、もし、これが本当にこの日に建立されたなら、 偶然であるし、そうでなければ後から建てられたことになる。調査が必要。
 続けて、本館の方に歩く。5分ほど。正面向かって左手にある尹東柱の詩碑を見るためである。 中国龍井に続いて2つ目であった。
 正門まで戻り、タクシーで申聞鼓へ。ネットで青瓦台脇のムグンファ広場の中に あると聞いたので、そこを目指す。景福宮脇の大通りを北上して曲がり込むが、 そこで検問。目的を聞かれ、鞄の中をチェックされ…。 やっとの事で許可を取って、その場所に。辺りは中国人観光客ばかり…
 申聞鼓は本来王宮の中にあって、是を叩くと、直訴できると言うものだ。 対馬でも、石製の同じようなものが置かれている。
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