2月13日から17日まで、新羅紀行で韓国に行った。 初日は薄曇り、飛行機が多少揺れた程度だった。 週間予報では最終日以外「晴れ」。
なのにテレビでは雪の予報を伝えている。 翌日目覚めたら一面の雪。すでに10cmくらい積もっている。 シンシンと、風もなく降り続けていた。 雪による大渋滞を抜けて何とか慶州に入るが、そこは吹雪のまっただ中だった。
 慶州は雪景色もきれいだそうだ。 だが、それどころ出ない。 ちょっとでも外に出ると、 雪だるまになるのだ。 お昼頃、すでに30cmくらい積もっていた。 雪景色と言うより、これから何が起こるか分からない怖さがあった。 これは、翌日明らかになる。 午後、雪はもっと激しくなる。
 木の枝からは積もった雪が霧のように落ちてくる。

長距離までは 見通せない。  ついに 深い雪になった。
この時点で30cm近く。 バスは最徐行で進む。 それでも、ときどきお尻を振り、 恐怖を感じる。
さらに怖いことに、今日のホテル。 コーロンホテルは 山の上なのだ。 何事もないことを願っていたが、結局バスはホテルにたどり着けなかった。 メインの通りが閉鎖されてしまったことと、 一本しかない裏道でバスの前を走っていた車が、すり減った普通のタイヤのためエンコし、 バスの進路を夫妻だからである。そこから200mほどホテルまで歩く羽目になった。 運転手は深夜1時まで何とかしようとしていたが、あきらめたとのことだった。
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