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2011年1月9日
チュオタン(韓国式鰌鍋)

韓国式鰌鍋チュオタン。よく見るのは、鰌をすりつぶしたもので、鰌は単なるダシのような位置づけである。しかし、本来のチュオタンは違ったという。水に鰌を入れ、豆腐と一緒に茹でる。すると豆腐の中に鰌が入り込むので、その豆腐を切って食べていたという。武橋洞にある湧金屋は1932年開業のチュオタンの店だが、最初はそのようにして食べさせていたそうだ。味は辛かったとのこと。
 
場所柄、李承晩時代は東亜日報の記者のたまり場になり、子供を「スンマニ(承晩ちゃん)」と呼びつけて、李承晩の悪口や反政府的なことを言っていたという。刑事もここには顔を出せなかったそうだ(この店の名前の付いた小説などもあるようだ)。
 
その後作り方は変わったが、鰌そのものが入っている事は変わりない。柔らかく煮込んであるので、骨も普通に噛むことが出来る。1月6日昼に食べた。辛さもそれほどでもない。同名の店が景福宮の近くにある。こちらは分家に当たるとのこと。
 
ついで…麻浦で食べたヘムルチョンゴル。貝やホヤ、魚、野菜など様々なものが入り、それを生から茹でて食べるものであった。ガラスのフタの下で何かうごめくものが…。たこが一匹生きたまま入っていて、ゆでだこになるところであった。まだ動きが止まっていないときに、挟みが出てきて、タコを切り、「もう食べ頃、堅くなる前に食べるように」と言われた。確かに新鮮なのだが、あまりにも刺激的な風景であった。

Posted by hajimet at 22:05 | Comments (0)

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