桃岱里磨崖仏

桃岱里(두대리:トゥデリ)磨崖仏は西岳洞古墳群(서악동:ソアクトン)から4キロ程、西 へ向かった山の上にある。磨崖仏のそばには小 さな庵が建てられている。三尊像は、その形と西をむいてい るため、本尊は西方浄土を護る阿弥陀如来と考えられている。脇侍は観音菩薩と勢至菩薩である。8世紀ころこのような彫り方が流行した。

仏像は一見すると立体的で豊満にみえるが、実際は頭の方は深く彫られるのに対 して、足は浅くしか彫られていない。立体的に見えるように視覚的な効果をねらっている。

左脇侍(勢至) 本尊(阿弥陀) 右脇侍(観音)
 
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