西岳洞(서악동:ソアクトン)古墳群

太宗武烈王陵(무 열왕능:ムヨルワンヌン)のまわりには多くの古 墳がある。後ろ一列に四基、新羅の初期の形式の古墳が並んでいる。特に誰かの王陵と言うことには なっていな いが、王陵クラスの作り方などからして、武烈王の先祖の墓=王陵であろうと考えられている。

武烈王陵から道路を越えて反対側には、武烈王の息子である金仁問(김인문:キ ムインムン)、武烈王の九代孫にあたる金陽(김양:キムヤン)墓がある。ここにも亀趺が一基あるが、甲羅の模様もパターン化され、首にも模様がつくなど、 武烈王のものよりも数段落ちる。時代的にも後のものである。1本の指を砂に潜らせて、今にも砂をけって進み出しそうな武烈王の亀趺の後ろ足とは異なり、5 本全部 が揃えられて彫られている。

これ以外にも裏山の仙桃山山麓にいくつかの古墳群があり、これも西岳洞古墳群 の一つである。

金仁問墓 金任問墓の亀趺 仙桃山山麓の古墳群
 
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