法聖浦近くにある。伝承によると、東晋からやってきたマーラナンダが、384年にここに寺を建てたという。伝説の通りなら韓国最初の寺と言うことになる。また、新羅末期の僧侶、道詵(도선:トソン)が全羅道地方に、道甲寺(도갑사:トガップサ)、鳳甲寺(봉갑사:ポンガップサ)、仏甲寺を作ったときに、仏寺の最高の場所と言うことでこのような名前にしたともいう。
実際は高麗末、19世紀後期に重修されている。寺の本堂にあたる大雄殿は18世紀のものと考えられている。本堂の前面は全面扉であるが、横面も全面扉からなる。通常は出入りの木戸があるだけなのだが、ここのものちがう。建物が南でなく西を向いていて、本尊仏が南を向いているからである。
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西を向本尊仏 |
扉の木組み |
屋根の上の鬼面瓦(由来不明) |