香遠亭:향원정(ヒャンウォンジョン)
<(王の休息所)
香遠亭


交泰殿の裏側は後苑である。王の私的な休憩所で散歩をしたり狩りをして過ごした。一番奥の池の中の島には香遠亭がある。ここは高宗(コジョン:고종)が詩を詠むための建物だった。池の水源は北側にあって、その水力を利用して朝鮮で最初の発電が行われた。王宮の中に電気が供給されたが議論を醸したとのことだ。
 
島へは 酔香橋(チュィヒャンギョ:취햫교)が架かっている。今のようになったのは朝鮮戦争の後のことで、それまでは北向きにかかっていた。池の北側に高宗のために極秘で作られた宮、乾清宮(コンチョングン:건청궁)があって、そのための池だからである。

水源(水路は風水にのとっている) 北側の橋台 後苑から南に流れる川(風水地理のため)

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