>康寧殿、交泰殿(私的生活の場)
康寧殿 交泰殿

康寧殿(カンニョンジョン:강녕전)、交泰殿(キョテジョン:교태전)は王と王妃の生活の場である。それまでの公的な場所から、私的な空間になるため壁に王、王妃の幸福を祈る模様が付けられたり、柱の形が円形から方形に変わる。王は天の命令で国を治めるため、宇宙を象徴する円柱で建物が建てられるのに対し、私的な生活は地について生活をしなければならないと言うことから、地の象徴の方形が使われる。
 
康寧殿と交泰殿には屋根に棟木がない。理由は、風水的な説明など様々であるが、小鳥が留まって王を起こさないようにという説明もされる。なお、交泰殿−両儀門−康寧殿を中心とした4つの建物の配置、名称は「風水」と「陰陽五行」をかなり意識している。

周囲の建物名は五行に因む ここから柱は◇ 両儀門 「福」字(両儀門)

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