慶会楼(公的な宴会の場)
慶会楼 1万ウォン札より

慶会楼(キョンフェル:경회루)は国王が外国からの使臣や臣下を慰めるために宴会を開く場所であった。48本の石の柱に支えられた2階建ての建物である。韓国の木造建築で3番目に大きいものであるが、完成したときはすべての石柱に竜が彫られていて琉球の使者が感嘆したという。しかし、秀吉の朝鮮侵攻の時に焼けてしまい、19世紀に復旧したときは予算の関係で竜は彫られなかった。
 
慶会楼へは石橋を渡っていくが、その入り口にはプルガサリという伝説上の動物が守っている。これは火事を防ぐと言われている。そのせ いか朝鮮戦争の時に近くまで攻撃されていて、石柱に弾痕が残るが、建物は残った。現在、池周辺は本来に姿に復元されて、石橋周辺も塀が建てられ、プルガサリも直接見ることは出来なくなった。

円と方形の柱(天井は一面絵が) 障子で寒さを調整 プルガサリ 池脇の石塀(左)

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