穴太福添古墳群
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12号墳 |
16号墳 |
穴太遺跡から山手に入ったところにある古墳群である。京阪石山線沿いの墓地の中にあり、東西1000m、南北150-200mの範囲に152基が密集している。その中で一部が古墳公園として整備されいている。墓地拡張の際に発掘されたものだが、ここだけで28基発見され、17基が発掘された。1基を除いて横穴式石室で、墳丘はほぼなくなっていたが円分であることが確認された。
多くが盗掘されていたが、状態の良いものからはミニチュア炊飯セット(カマド、カメ、コシキ、ナベ)が出てきている。これらはこの地域に特徴的なもので渡来人系の古墳とされている。穴太野添古墳群は6世紀から7世紀初めにかけて作られたとされるが、このような古墳はこの周囲に1000基以上築かれたとされ、今でも百穴古墳群、日吉古墳群などで見ることが出来る。