笠谷(삿갓골:サッカッコル)石仏

笠谷(산곡:サンゴク)は笠にあたる韓国語サッカ(삿갓)に漢字を当てはめたもので、本来のサッカコル(삿갓골)の方が通じやすい。三陵渓の入り口で別れる渓谷である。近くには景哀王陵(경애왕능:キョンエワンヌン)=独陵(독능:トンヌン)もある。

その入り口に三つに割れた石仏がある。光背に彫られた化仏が美しいことや、光背の模様の様子、彫刻手法から新羅の最盛期、8世紀後半中頃の作品と考えられている。以前は土の中に直接三体が埋まっていたが、最近は整備された。

 
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