高麗王若光の墓
 |
|
伝高麗王若光墓
|
聖天院山門
|
高麗川を開拓した高麗王(こまのこきし)若光は高麗神社でまつられた。それとともに王の冥福を祈るために近くに寺が建てられた。高麗山勝楽寺である。王が祖国から持念仏として持ってきた聖天歓喜仏を祭ったので聖天院ともいう。境内に高麗王若光の墓とされる三層石塔がある。朝鮮式に建てられたと言うが、砂岩で作られていて風化が激しいため、原型はわからない。
境内は近年整備され、本堂も再建された。高麗王若光の石像も建てられ、境内の奥には無縁韓国人供養塔が建てられ、周囲にはソウルのタプゴル公園の八角亭を模したパゴダや、武烈王はじめ朝鮮史の偉人の石像が置かれている。
高麗神社の隣には高麗氏の旧宅が残されている。江戸時代前半より古いものだそうで、大黒柱がない。大黒柱が出るのは、元禄以降。近くの地名は高麗がついたものが多く、錯覚を起こしそうなところだ。