下古城子城址
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下古城子土城は桓仁鎮から西北に3キロの場所にある。高句麗初期の、五女山城に対する平時の平城であろうと考えられているが、10キロ近く離れている。
土城の北壁は237m、西壁は264m、南壁は212mで、東壁は渾江の洪水で消失した。西北隅が残りがよく、高さ2mほどである。城内からは青銅器時代、高句麗時代、遼、金時代の遺物が見つかり、なかでも高句麗時代のものが多い。ここから青銅器時代の住居地域に城を築いたと考えられる。また、高句麗は土城を作る習慣がなかったから、漢の県城(第一玄菟郡)を転用したのではないかとも考えられている。