弥勒寺(미륵사:ミルクサ)から3キロほど離れたところにある石仏寺(석불사:ソップルサ)の石仏である。巨大な光背には7体の化仏が彫られ、頭の後ろ、光背の中央には3枚の葉の中に16枚の蓮花模様を彫刻して、頭光を表現している。7世紀、百済時代のものと推定されているが、仏身の頭の部分だけは後の時代に載せ替えたもので、少々異様な感じがする。
伝説では、文禄慶長の役の時、ここに進撃した日本の兵が霧で出陣できなくなった。それをこの石像のせいだと考えて頭を切ったという。
なお、胎峰寺(태봉사:テボンサ)にも百済時代のものと推定される阿弥陀三尊仏がある。