オランダ商館あと(2)


オランダ埠頭 対岸、平戸城したから見たオランダ商館あと

オランダ商館に関するものとしては、ほかに商館の荷物を荷揚げしたオランダ埠頭が残る。築造年代は判らないが、オランダ商館が破壊された後も、残ったもの である。埠頭は恵美須大明神が祀られている。えびす神は漁業の神で、本来は海の向こうから来る神である。したがって、クジラ、イルカなどを祀ると共に、外 来神、藩神という格ももっている。

その先の常灯鼻ではオランダ国旗を掲げて、夜は灯火を点けて、灯台として使われた。また、オランダ埠頭脇の民家の中には、当時の商館の境界壁が一部残っている。




常灯鼻(前方灯籠) 商館の壁 恵美須大明神

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